突陣の剣技
通常攻撃: 最大4段の攻撃で敵に物理ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値25を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に物理ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い物理ダメージを与えてSPを一定量回復する。
エンバーは大剣を使う重装オペレーターで、灼熱属性のダメージを与えることができる。

通常攻撃: 最大4段の攻撃で敵に物理ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値25を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に物理ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い物理ダメージを与えてSPを一定量回復する。
跳び上がって前方の地面に重い打撃を放ち、扇形範囲内の敵に灼熱ダメージと転倒効果を与える。 発動中に敵からダメージを受けた場合、命中するときに追加で一定量のブレイク値を与える。
操作中のオペレーターが攻撃を受けると発動可能。 敵に向かって跳び上がり、重い打撃を放つ。物理ダメージと転倒効果を与える。操作中のオペレーターのHPを回復し、回復量は意志の値に応じて追加でアップする。
地面を強く叩き付け、周囲の敵に灼熱ダメージを与える。同時に、チーム全員はエンバーの最大HPに基づくシールドを獲得する。

製造室配属時、オペレーター経験値素材の製造効率+20%
昇進段階1で解放

製造室配属時、オペレーター経験値素材の製造効率+30%
昇進段階3で解放

応接室配属時、手がかり4――鉄誓軍の入手確率がわずかに上昇する(配属直後に発動、重複不可)
昇進段階2で解放

応接室配属時、手がかり4――鉄誓軍の入手確率が上昇する(配属直後に発動、重複不可)
昇進段階4で解放
素質「突陣の意志」強化:加護効果がさらに+20% 敵に命中すると、持続時間+1.5秒
筋力+20、意志+20
連携技「前線支援」は、追加効果としてチーム内で他のHPの割合が最も低いオペレーターを治療する 回復量は基礎効果の50%に相当する
必殺技「誓約の炎」に必要な必殺チャージ-15%
必殺技「誓約の炎」によるシールド効果が1.2倍になる このシールドを獲得したオペレーターは効果が持続する間、攻撃力+10%
【コードネーム】エンバー 【性別】女 【身分証明】鉄誓軍 【誕生日】4月10日 【種族】サンクタ 【鉱石病感染状況】 メディカルチェックの結果、感染者に認定。 【能力測定】 物理強度:優秀 戦闘技術:優秀 戦術立案:優秀 アーツ適性:標準 全身に治療中の戦闘による外傷が複数見られる。現在の身体状況における測定結果としては、予想を上回る良好な成績を示す。本人は支障がないよう傷の管理を行っていると述べるが、悪化予防のため、治療経過に対し密な観察を行うことを推奨。
エンバーは鉄誓軍の突陣旗隊に所属している。かつては北部の対アンゲロス前線にて活躍していたが、戦没者の葬儀関連業務および新兵の募集任務のため、文明地帯へと帰還した。鉄誓軍要塞統括「聖別」ジェラルド・ザッソの紹介によってエンドフィールドと接触し、任務指令を受けている。 「エンバーさんは協調性に優れ、考え方を共有することに躊躇がなく、常に話す相手に気を配っています。鉄誓軍の戦士として、言葉による伝達の重要性を深く理解しています。本面談は、オペレーター平均と比較して約37%の時間短縮を実現しました。よって、人事部の『有効なコミュニケーション範例』への収録を希望します。」 「また、ペリカ監察官からの依頼により、繰り返しとなりますが、以下の注意を改めて強調いたします。エンバーさんご本人は『気にしない』と述べてはいるものの、理由もなく過去の出来事を聞き出そうとするのは、極めて失礼な行為にあたります。北部の戦場では、何が起きても不思議ではありません。そんな極限の状況を生き延びた者には、相応の敬意を払うべきです。」 ――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
鉄誓軍の戦士たちは、アンカー殲滅任務を担当する突陣旗隊のことを「釘」と呼んでいる。刃でも、弾丸でも、槍でもない。釘には鋭い先端、決して曲がらない胴と確かな根本が必要――まるで、突陣旗隊そのものだ。彼らは敵の防御線を突き破り、急所へと一直線に突入して撃ち砕く。たとえ敵に包囲されようとも、最後の総攻撃で勝利するために、自らの位置を守り抜く。 エンバーは、そんな突陣旗隊の中でも精鋭中の精鋭であり、模範とも言える存在であった。この任務のために生まれてきたと言っても過言ではないだろう。豊富な前線での支援経験を持ち、チーム戦にも優れ、近接戦闘で敵を抑え込みながら、仲間を援護することができる。彼女のアーツは、敵に火傷を負わせるだけでなく、基礎的な応急処置にも使える。サンクタでありながら銃を好まないという点はやや意外ではあるが、優れた戦闘技術、揺るがぬ意志、積み重ねられた経験、いかなるときでも自分が何をしているか明確に把握する能力――つまり、一流の戦士であり、どの指揮官から見ても最も理想的な兵に違いない。 「北部の戦いってのは、数学の問題みたいなもんだ。5点の敵を潰すには6点の戦士を送る。8点取れる奴は、7点の強敵まで取っとく。だがな、俺たちは100点の部隊で200点のアンゲロスを相手にしてるんだ。1点でも取りこぼしたら、いつか倍になって返ってくるんだぜ。」 「そんで、突陣旗隊ってのはな、掛け算の後ろについてる数字だ。もしいなかったら、勝ち目はゼロになっちまう。失えば、積み上げてきた全部が水の泡だ――だからな、『釘』に入ってくるのがどんな奴か、もうわかったろ?」
鉄誓軍には、雨を表現する言葉が20ある。再び会ったそのとき、彼女はすべての雨に打たれ、心の火が消えてしまったかのようだった。 「アズレーラ。誰もが過ちを犯すものだ。」 しかし、あまりにも空虚な言葉だった。突陣旗隊に属したこともなければ、今はもう戦場の最前線にもいない。彼女がいかにしてあの地獄から生還したのか、私含め、誰も知らないままだ。広がる噂を信じるつもりはない――仲間を疑うことは、取り返しのつかない結果を生む。たとえその疑念に正当性があったとしても、亀裂は内部から生じさせてはならない。 彼女は口を閉じたまま、こわばった表情で周囲を見渡していた。当然、他に見送る者の姿はない。そのとき初めて、彼女の表情を読み取ることができなかった。悲しみでもなく、気持ちの整理がついたわけでもない。むしろどこか安堵したかのような、そんな顔にも見えた。 「統括はすでに結論を下した。」 肩に手を置こうとしたが、やめた。彼女の肩当が、いつもよりわずかに緩んでいるように見えた。ベルトの端がダガーに当たって、カチャリと鳴った。 どう頑張っても、28人分の遺灰が荷物に収まることはない。アズレーラは代わりに、全員分のネームタグを身につけることにした。彼女が動くたびに金属がぶつかり合う乾いた音が鳴り響いたが、誰もそれを笑うことなどできなかった。 「ニーラの武器は遺産庫に納めたよ。ご家族が近いうちに、荷物を引き取りに来るはずだ……もう一度見ておくか?」 「……充分だ。これで失礼する。」ようやく、彼女が口を開いた。 ニーラの家族は伝統を重んじていた。だから、鉄誓軍による遺灰や遺物の返還を断った。 これ以上、詮索すべきではないのだろう。首筋に、微かに視線を感じた。窓の向こうで、境界線を引いているような視線だった。 「任務を果たしてくるがいい。」その言葉と共に、要塞の門を開いた。すでに荷物を積み終えて待機していた運転手は、泥のはねたバンパーを丁寧に拭っている。北部では、いつも雨が降っていた。「納儀官の名にかけて、守護銃は大切に預かっておこう。」 「感謝する。」アズレーラは少し立ち止まった―― 「遠征も、いつかは終わるものだ。」
グラマン上級参謀殿。情報官ローラン・アルロスが、ザッソ統括の命により、今回の戦役に関する詳細について下記の通り報告いたします。 戦役は通算7日間にわたり、第4および第6大旗隊より計22旗、戦闘員6,143名を投入。統計によれば、敵性個体「アンゲロス」計42,000体、ならびに「アンカー」32基を殲滅。戦闘中、未登録のアンゲロス形成パターンを多数確認。その平均戦闘能力は「Homoiossaron」と同等、またはそれを上回ると推定される。殲滅後の個体サンプルの大部分は大文献館へ送致済みであり、現在識別と分類の作業中。(コメント:情報は受け取った。損傷の少ないサンプルが望ましい――といっても無駄であろうが。) 以下、戦況の経過を報告する。 迎撃段階: 152年2月10日23時、オーロラ地帯西2区においてアンカー反応を検知。これを受け、第4大旗隊は規定に基づき即時集結、緊急離陸に入る。 11日0時5分、迎撃行動を開始。 11日0時8分、アンカーは予定時刻より早く降下を開始し、遷移軌道へ進入。迎撃ドローン群は指定集合地点への到着が遅れ、大部分のアンカーに効果的な損傷を与えられず。 (コメント:最大かつ、もっとも深刻な失策だ。なぜ警戒位置が大きく外側に設定されていた?仮に今回のアンカー群の目標がさらに後方であったとすれば、初動の迎撃ポイントそのものを誤った可能性がある。観測所の配置は調整されていたか?) 接触段階: 11日5時、先頭部隊はM-320a作戦区域の高台において戦線を構築。偵察情報を基にアンゲロス群を殲滅し、既知のアンカー位置へ向けて前進を開始。 11日11時、新たに接近したアンカー群が低空飛行にて戦場に出現。これに対応し、フェンサー長官の判断によって、M-322aおよびM-322b作戦区域を確保。加えて、「グレイウェッジ」「フラッドピーク」「ブレイジングファイア」「ブラックウィングス」4旗隊を緊急派遣し、アンカー着陸予定位置への突入作戦を実施。 (コメント:繰り返しになるが、野戦警備の編成不足による弊害が近年顕在化しつつある。突陣旗隊をこの程度の戦場に投入すべきではない。鉄誓軍は今、悪化する戦局に直面している。急務として、新たな偵察手段の導入、または偵察を専門とする術師の育成と、旗隊への編成を検討すべきだ。) 主要段階: 11日16時、アンカーの破壊作業が予定に対して遅延し、戦況が激化。 12日1時、アンゲロスの生成速度が突発的に上昇。砲撃の影響により対空可能範囲が縮小され、予備隊の派遣が阻害された。同時刻、前線にて未知個体が確認された。臨時コードネームは「ハイ・タワー」。突陣旗隊「グレイウェッジ」が予定時刻前に「ハイ・タワー」と接触し、これにより前線が連鎖的に崩壊。戦闘中に突陣旗隊「フラッドピーク」、「ブレイジングファイア」両隊との通信が断絶。アンカーへの先制攻撃は失敗に終わり、砲撃への対抗および防御線の強化へと移行した。 13日18時、突陣旗隊「ブラックウィングス」との通信が断絶。戦局は膠着状態となる。 15日21時、大型アンゲロス群がM-322a作戦区域に侵入。突陣旗隊「グレイウェッジ」との通信が断絶。 (コメント:当該未確認個体「ハイ・タワー」については、正式コードネームを「Psithyrosson」とした。) 終結段階: 16日8時、第6旗隊所属の増援宇宙母艦が戦場に到着。支援により制空権を奪還、爆撃能力が回復。グリームニル長官の判断により、歩兵旗隊および砲兵旗隊、計15隊をM-320a区域に追加派遣。 18日23時、作戦区域内のすべてのアンカーを破壊し、アンゲロス個体群の約8割を殲滅。残存個体はオーロラ地帯深部に退避し、現時点では追撃不能。 第4、第6大旗隊の総戦死者は623名、重傷者は854名。宇宙母艦は帰港後の修理を要する。歩兵旗隊「ストーンクロース」「ウェアグリッド」「ソーンドラゾーズ」は甚大な被害を受け、再編が決定。また、「フラッドピーク」「ブレイジングファイア」「ブラックウィングス」は編成より除外する。突陣旗隊「グレイウェッジ」の生存者は1名、戦闘の継続は不可能と判断する。編成より除外された旗隊は統括の調印済み命令に基づき後方に転属し、「遠征」任務を行う。 (コメント:本部は常に現場判断を尊重している。最後の件は特段強調すべきではない。ただし、あの突陣旗隊の戦士に関して支援を希望するならば、「Psithyrosson」のさらなる分析報告を出そう。正直、精鋭があのような初歩的ミスを犯すとは考えにくい。現時点の情報では、あれが本当にアンゲロスだったのかさえ疑わしい……いずれにせよ、公平公正の原則に則り、できる限りのことをしよう。) 現時点で確認済みの情報は以上です。統括は返信を希望されています。 (コメント:意見は以上の通りだ。報告の原本は君に送付する。なお、大文献館はアンゲロスの生成速度が突然加速した件について、強い関心を示している。今回の戦闘は、正直なところかなり苦戦したと言わざるを得ない。近く、面談の場が設けられることになるだろう。)
わざわざ家まで来ていただいて、ありがとうございます。立ってお迎えできず、申し訳ありませんが……あ、足が折れただけで、来月にはギプスを外せると思います。問題ありません。 調査へのご協力、喜んでさせていただきます。ただ、大した話ではなく、僕の力不足だとしか言えないと思いますが……はい。個人的な恨みなどは一切ありません。僕自身が希望して、「試練」の規則に従って参加しました。アズレーラさんのことを当時は存じ上げなかったのですが、鉄誓軍の中で最大の伝説だと言われる旗隊に入るチャンスでしたし、「遠征」の伝統を学び、故郷を守りたいと願う戦士なら、挑戦したいと思って当然です。ちなみに失礼ですが、どうして私怨だと思ったのでしょうか? ……誰一人合格しなかったからですか?あの騎士競技のチャンピオンさえも?そうですか。それは確かに、僕が耳にした話とは少し違うかもしれません。ですが、僕はやっぱり同意できません。アズレーラさんとは一度剣を交えたことがありますが、剣は言葉以上に語るものですから……そうですね。その後のことは、もしかしたら調査の助けになるかもしれません。 「試練」のあと、アズレーラさんは僕を見舞いに来てくださいました。そのとき、どこか考え込んでいるような様子だったんです。もしかして、剣を止める手が遅れて僕を傷つけたと気にされているのではないかと心配になって、聞いてみたのですが……アズレーラさんは申し訳なさそうに微笑んで、こう言いました。「自分が無力であると、思い知らされたことはあるか。」 正直、そんな経験は数え切れないほどある……と思ったのですが、なんとなく僕とアズレーラさんが考えていたことは、違っていたように思いました。 「強敵を前に、剣を振る力も残っていない。それでも仲間は自分を庇って戦い続け、勝機は失われていく……そんな時、君はどうする?或いは、仲間にどうして欲しいと考える?」 アズレーラさんがどうして急にそんな質問をしたのか、わかりませんでした。だから、僕は素直に自分の考えを伝えました――悔しいですが、もし自分が仲間の足を引っ張るような存在になってしまったら、仲間に託して勝利に挑んでもらうべきだと思います。僕たちが背負っているのは、文明地帯そのものです。どんな戦いも、負けるわけにはいきませんから。 鉄誓軍への入隊を希望する以上、前線の実情については多少なりとも理解していたつもりです。でも……僕の答えを聞いたアズレーラさんの表情は、なんとも言えない複雑なものでした。「ニーラとクレアもそうだった。皆、そうだった……すまない。合格させるわけにはいかぬのだ。」 あのときほど頭をフル回転させたことはなかったかもしれません。アズレーラさんは、僕の考えを否定しているわけではなかったと思います。ただ、何か別のことで躊躇っているような……いえ、合格か不合格かはそこまで気にしていません。ただ、少しでもアズレーラさんの力になれたらと……あのときのアズレーラさんが、助けを求めているように見えてしまって。 だから、僕は必死に考えました。ありとあらゆる可能性を頭の中で考えて、まるで何かを知っているかのように、こう言ってしまったのです。「たとえ復讐しなければならない相手がいたとしても……誰だって、自分のために友人が命を捨てることは望まないと思います――それだけは、覚えておいてほしいです」と。 ……本当に、馬鹿でした。口にした瞬間、すぐに後悔しました。そのあと、5分ほど無言の時間が流れて……アズレーラさんは、少し笑みを作って「いい戦いだった」と優しく言葉をかけてくれました。「回復したら別の可能性も考えるといい」とも。 それから少し話をして、アズレーラさんは帰っていきました……あ、そうでした。あなたたちのことについても、いろいろ聞かれましたよ。わざわざ調査にお越しくださったということは――アズレーラさんは、エンドフィールドに少し滞在されるのですか? (その後は、熱意のこもった雑談が続いたため、記録の必要はないと判断した。後方支援オペレーターは、事前準備をしておいたほうがいいだろう。来月、エンバーは一般来訪者1名と面会の可能性がある。)
いつでも出られる。ご命令を。
新たな任務か。
作戦会議は私が取りまとめよう。
出発だ。戦いには終わりも退路もない。
精巧な作りだ。使いこなしてみせよう。
この規模の武装は……随分久方振りだな。
力が戻った……だが、まだ足りない。
見事な連携戦術だ……学ばせてもらった。感謝しよう。
評価、感謝する。期待を裏切らぬと約束しよう。
承知した。重責を担う以上、作戦計画の提案もさせて頂きたい。
鉄誓軍であれば、上官から新たな勲章を授かりそうなものだが……しかし、今はいい。ここで得るべきは栄誉ではないのだ。
我が「遠征」の終焉は見えない。だが、真剣に向き合わねばならぬ理由だけは、明確に理解するようになった……管理人。その日の訪れを、共に見届けてほしい。
鉄誓軍の戦士「エンバー」、只今着任。「遠征」の終焉に辿り着くまで、あなたの指示に従いましょう。
我が「遠征」を終えるまではまだ遠い……
戦場は過ちを許さない。だからこそ、鍛錬を続けるのだ。
特殊任務か……承知した。全力を尽くそう。
私の出番か?
戻ったか、管理人。次の戦場はどこだ?
帝江号は完璧だが……戦艦ではないからな。常に戦いの中にあるわけではないというのが、少し慣れないところだ。
鉄誓軍の訓練か。うむ……当時、私は1人で「Homoiossaron」の群れを倒していた。だから上官が新兵に隊を組ませ、私に挑ませていた。
あのオーロラの下が鉄誓軍の防衛線だ。戦となれば空を覆う程のアンゲロスに、我々の宇宙母艦及び護衛機が――いや、あの山脈は……すまない。場所を勘違いしていたようだ。
我が突陣旗隊では、上空から戦場へと直接降下することも珍しくない。そのための特別訓練も受け、心得もある。だが、この高さともなれば、距離の概念さえ曖昧に感じるものだな。
ここには優れた人材が多い。戦場では連携を重視し、戦略にも創造性があり、己の学びとなっている。鉄誓軍に停滞はない……私も歩みを止める訳には行かぬのだ。
情報局が行動記録の一部を開示してくれた。前線に立たぬ者も、信念の元多くの命を散らしている……後悔は無いだろう。しかし、考えずにはいられぬのだ。このような「英雄」を少しでも減らす方法を。
管理人、これを渡す。
感謝する。一種の励ましだと思おう。
この防具は少々複雑だ。鉄誓軍の戦士は防具の整備技術に関しても学ぶ必要があるが……しかし、最後に戦場で我々を生かすのは己の意志と思考、そして行動だ。
すまない。あの予備隊員の治療代を負担させて貰いたい……鉄誓軍では犠牲となる覚悟を持つ者は珍しくない。だが、その覚悟を勝利への執念へ昇華できぬなら、隊全体が危機に陥るのみだ。その想いが過ぎり、手加減を誤った……本当に、すまなかった。
鉄誓軍の掟だ。旗隊の戦闘継続が困難となった場合、誰かが後方へ戻り戦力を補充せよ――これも「遠征」の1つなのだ。我々は戦友のため意思を継ぐに値する者を探す。時間を惜しまずにな。だが、我が「遠征」は、あまりにも長すぎた……
遺品と遺灰を引き渡すため、家族や恋人の元へ出向く。復讐のため北方へ征かんとする戦友も、この手で止めた。いつしか他者を慰め、衝動に駆られる者を諭す役目を負っていた……上官が直ぐに「遠征」せよと命じたのも、これが理由なのかもしれないな。
クレア、ジャオ、ニーラ、ルシオン……鋭い目をしたのはフェイ・ヤングー。新人だった……全員酒の嗜みが無いのに、記者が来たからと形だけグラスを掲げたのだ。本当に優秀だった。だからこそ、任務を遂行する道を選択した。もし、継ぐ者も優秀であったなら……自らの手で北方へ送り出すなど出来ようか。出来るはずがない。管理人、私には何が足りなかったのだろうか……
「エンバー」——コードネームは自ら決めた。現実から目を背けておらずとも、今の私に北方の戦場に戻る資格は無い。それでも、燃え残る火種が有れば「余燼」は再び炎を上げる……管理人、エンドフィールドが私の進むべき道を示してくれることを願う。
一般的な警備隊でも「Kriosson」であれば対処は可能だろう。しかし「Thrylissoron」が付近に居るならば状況は一変する。鉄誓軍では、我々突陣旗隊が敵の戦力を分散してアンカーを破壊し、アンゲロスが複合体になることを阻止する。極めて危険な任務だが、誇りも感じているのだ。
後方で旗隊を再編する際、鉄誓軍には特別な採用方法がある。その道から入隊を果たそうと、私に挑む者もいる。私情などは関係無くな。ここでは「勝つ」ことは重要ではない。力と技、そして戦いから人を見極める――それが最も大切なことだ。
我が守護銃を見たい、か……すまない、鉄誓軍の要塞に残してきた。遠距離武器には頼らぬ戦いを選びはしたが、あの銃は私の一部。必ず戻るという己の誓いのために、彼処に置いてきたのだ。
前線を離れる際、上官は期限を課さなかった。実際「後方で候補者を探す」という名目のもと、二度と要塞に戻らなかった先達もいた。体裁の良い言い訳――しかし、私はそうではない。だからこそ、上官は推薦してくれたのだろう。エンドフィールドが私に足りぬものを教えてくれると……そして、私もそう願っている。
第一次アンゲロス戦争では北地へ突入すべく、各勢力の精鋭を集め連合軍を編成した。決死の覚悟で戦場に赴いたが、戦況は膠着し長期化した……これが、鉄誓軍の始まりだ。そして、後方と連絡を再開できたのは管理人の尽力のためだと上官から聞いている。しかし、今は私がこうして歴史を語っている。不思議なものだな。
アンゲロスとの戦いでは、技術と戦略で優位に立てる。しかし戦争となれば命が削られることは避けられない。第一次アンゲロス戦争が終わるとアンカーやアンゲロスの活動は縮小したが、時が経ち、私が軍にいた頃には前線の戦闘は激化の一途を辿っていた……本当の試練というのは、まだ始まったばかりなのかもしれない。
「北方防衛線」とは決められた境界を指すものではない。アンゲロスと奪い合う日々の中、戦況が苛烈を極めれば、兵士は建材を背負い進軍し、要塞を築く。我々は防衛線を離れない――我々が防衛線そのものなのだ。
私のアーツは普通の炎と同様に、物質も敵も燃やす。しかし、制御によって消毒や傷口の処理、体温の維持にも応用できる。戦場で役立ちはするが、正式な医療処置ではないからな。負傷した者は速やかに後方に送り、治療すべきだろう。
戦況が最も厳しい時期も、鉱石病抑制剤の供給は途絶えなかった。感染者として背景は理解しているつもりだが……それでもテラに存在する歴史は想像出来ないものだ。今は源石災害も、感染者に対する迫害も存在しない。もしかすると、僅かな一歩を歩めているのではないだろうか。
物資を発見。回収に向かう。
貴重な物資を確認。優先的に回収すべきだろう。
前方に異常反応を確認。アンカーではなさそうだが……行くべきか?
危険性の高い目標を発見。警戒を維持せよ。
補充の機会を逃すな。肝心な局面でも失敗せずに済む。
鉱物の収集か。手伝おう。
役に立つことを願う。
これは収集対象か?承知した、心に留めておく。
穢れ如き、我々を阻むことなど出来ぬ。
休息は十分だ。引き続き任務に当たる。
戦術支援の準備に入る。
調整完了。戦闘に戻る。
衝撃に備えよ!
最後の一刻まで守り抜く……
「遠征」は……まだ……終わっていない……
見事だ。
優れた作戦の一例だな。
皆で栄誉を分かち合おう。
皆の協力に感謝する。
来い。私が相手をしてやろう。
承知した。戦闘に入る。
勝利は必然だ。
強敵に臆せず、命も犠牲にせず……見事な戦闘だったな。
共に掴み取った勝利だ。
先程は至らぬ姿を見せた……だが、心配するな。この経験を刻み、必ず改めてみせよう。
また同じ過ちを繰り返すのか……
くらえ!
倒す!
止められぬ!
制圧!
裁きだ!
いつでも呼べ!
配置完了!
その程度か!
これで終わらせる!
潰してやる!
一撃で決める!
誓いの――焔!
我が輝き――照らせ!
光明の道筋はここに!