キャストの基本
通常攻撃: 最大5段の攻撃で敵に物理ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値17を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に物理ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い物理ダメージを与えてSPを一定量回復する。
アレッシュは片手剣を使う先鋒オペレーターで、寒冷属性のダメージを与えることができる。

通常攻撃: 最大5段の攻撃で敵に物理ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値17を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に物理ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い物理ダメージを与えてSPを一定量回復する。
引っ掛けた氷で前方の敵を叩き付け、物理ダメージを与える。寒冷付着状態の敵に命中すると、敵の寒冷付着をすべて消費して強制的に凍結状態にする。さらに、消費した段階数に応じてSPを回復する(複数の敵に命中しても回復は1回のみ)。
周囲の目標のアーツ異常または源石結晶が消費されたときに発動可能。 敵の足元に穴を開けて鱗獣を釣り上げる。物理ダメージを与え、SPを一定量回復する。一定確率で珍鱗を釣り上げ、ダメージが大幅にアップし、SPをさらに回復する。
超巨大鱗獣を釣り上げ、前方の敵に投げ付ける。広範囲の寒冷ダメージを与え、寒冷付着を付与し、SPを一定量回復する。倒した敵1体につき、SPを追加で回復する。

指揮中枢配属時、全員の体力回復+8%
昇進段階1で解放

指揮中枢配属時、全員の体力回復+12%
昇進段階3で解放

応接室配属時、手がかり1――工業団連盟の入手確率がわずかに上昇する(配属直後に発動、重複不可)
昇進段階2で解放

応接室配属時、手がかり1――工業団連盟の入手確率が上昇する(配属直後に発動、重複不可)
昇進段階4で解放
戦技「型破りのルアー」でSP回復効果が発動するとき、追加でSP+10
筋力+15、知性+15
連携技「穴釣り術」で珍鱗を釣り上げると、10秒間チーム全員の攻撃力+15%(重ね掛け不可)
必殺技「大物、ヒット!」に必要な必殺チャージ-15%
必殺技「大物、ヒット!」が、HPが50%未満の敵に命中するとき、ダメージ倍率が1.5倍までアップする
【コードネーム】アレッシュ 【性別】男 【身分証明】工業団連盟 【誕生日】9月1日 【種族】アナティ 【鉱石病感染状況】 メディカルチェックの結果、感染者に認定。 【能力測定】 物理強度:標準 戦闘技術:標準 戦術立案:優秀 アーツ適性:優秀 アレッシュのアーツに関しては、まだ研究余地が多く残されている。彼は脳内にある「印象」をアーツによって鱗獣の姿に構築していると考えられ、危険かつ神秘的な空間等からその鱗獣を「召喚」しているのではない……はずだ。
アレッシュは、鱗獣の捕獲および販売業務に従事している。元工業団連盟保安局連絡員「シーガル」の推薦により、エンドフィールドに加入した。評価を経て、開拓エリアにおける連絡および護衛業務を担当可能と判断する。 「アレッシュさんが着任されたときのことです。新鮮な鱗獣を丸ごと1匹、私のデスクに置いてくれました。品種は不明ですが、光沢があり、潮の香りが漂っていましたね。私が生物タンパク質を摂取する必要がないことに気づくと、すぐに『記念ってことで良くね?標本にして飾ろーぜ』と提案してくださいました。」 「しばらく沈黙が続きましたが、私はその鱗獣を総合後方支援部に引き渡し、入職手続きを完了させました。地域連絡契約と護衛任務契約にもサインをいただいたところで、アレッシュさんは『鱗獣釣りに変わりはねぇだろ。ま、食うために釣るわけじゃねーってだけで。』と、自分の職務に対する認識を述べてくださいました。」 「初期観察の結果、基本的な適応力と高い脱力感が見られます。現時点で特に異常はなく、引き続き安定性や実行力については注意深く観察を続けていきたいと思います。」 ――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
あー、どうも。新しく入った『鱗獣戦略コンサルタント候補』兼『鱗獣釣り講座担当』……聞いたことねえ?てか、オレもよくわかんねーんだから、仕方なくね?老眼のお偉いさんが履歴書めくったときに手滑らしたんじゃねぇの?じゃなきゃ、オレみてーな小せぇ鱗獣屋なんか採用しねぇだろ。ハンコ押す瞬間クシャミしてたとか。あとは、エンドフィールドのシステムがバグばっかで、冷凍庫を前線出す戦闘ユニットだって勘違いしてるとかじゃね?ま、とにかくうまく転がり込めたんだから、オレ的にはラッキー。 誰も止めに来ねぇし、クビなってないっぽくね?まだ喋ってていーよな。せっかくだしイイこと教えてやるぜ。工学でも戦術でもねぇ……鱗獣釣りの話。は?バカにすんなよ?トーシロには「ジジイの暇潰し」、理解ってるヤツにとっては「アウトドア修行」、あんたらの言い方に合わせるなら「簡略版戦術行動」――それが鱗獣釣り。エサがあって、針があって、駆け引きがある。誰が損して、誰が釣られて、誰が川に沈むエサになんのか。で、最後に岸で鱗獣フライ肴にすんのは誰か……全部、運と「眼」次第なんだよ。 じゃ基本からな――ウキ釣りと底釣り。 まずウキ釣り。コマセを水に撒いてウキ観察……んで、揺れたら「アタリ!」って思うよな?すぐアワセ入れて、引き上げる――ときにはもう終わってんの。鱗獣は水ん中。泡吹いて笑ってるだけってオチ。エサだけ食い散らかしたと思ったら、完全無視どころか、こっちおちょくってくるときもあんだぜ?まぁ、裏道で通りすがるヤツと駆け引きすんのと一緒。相手がちっと顔動かせば「来る!」って構えちまう、あの感じ……でも、ただ鱗獣の鍋にスパイス入れんの忘れたって思い出しただけだったりすんだよ。ウキ釣りなんてのに、正直難しい技術なんかねぇ。試されてんのは、連続12回ボウズ食らっても竿叩き折んねーでいられる心だけ。 じゃ、底釣りはどーなんだっつー話……自分で掘った落とし穴ハマるって感じか?エサ沈めて、鱗獣が寄ってくんのを待つ……おしまい。普通に無視されんだよ。ギリ、底で白目むいてこっち見てくるくらいじゃね?昔、組織の顧問やってた先輩がこれの達人で「若ぇの、動くな。黙ってれば、相手はビビって動かねえ」って言ってたけどな……でも、そいつ一日中ボロい安楽椅子座って、オレたちが外で足折られるまでケンカしてんの見ながら、「敵が釣れた」ってよ――釣れたって*スラング*だろーが。 ……あ、話逸れた。とにかく鱗獣釣りはサイコーのスポーツだからよ。本気で楽しみてぇなら、まず自分で釣るとこからだな。正直、冷えた宇宙眺めてボーっとすんのより、ずっと健康的じゃね?……ん?なんでオレがここ来たか? メシがうめー、昼寝邪魔するヤツはいねー……十分すぎんだろ? ――アレッシュ 趣味交流会での発言
【アレッシュの日常スケジュール】 06:00 起床。釣り具とエサを用意。釣り針を磨きながら独り言。「今日も大人しく引っかかってくれねぇと困るぜ?」 06:30 出発。街角にいた野良雲獣に、余った鱗獣の骨をやる。 06:45~09:15 朝の鱗獣釣り。流れの穏やかなポイントを選び、静かに待つ。 09:15~10:00 釣り竿をしまう。鱗獣の状態を確認して「訳アリ」のヤツは別にしておく。 10:00~12:00 鱗獣屋の午前営業。鱗獣をきちんと並べる。向きにも数にもこだわる。 12:00~13:00 昼食。釣りたての鱗獣を焼いて食べながら、合間に通信機をちらっと確認。 13:00~15:00 休憩か散歩。たまに港で釣りの振り返りをしたり、ベンチで知らない人と鱗獣情報を交換したりする。あまりにも盛り上がりすぎているため、水中の鱗獣も多分迷惑がっている。 15:00~17:30 鱗獣屋の午後営業。鱗獣を売りつつ、往来の人々を観察。いるはずのない「見慣れた顔」が紛れていないか確認。 17:45~19:45 夜釣り。夕日の下で最後のチャレンジを開始。深場釣りへ。狙うは警戒心の強い「大物」――夕暮れは動きも活発になるが、敵が隙を見せる勝負時でもある。 20:00~21:00 夕食。一日の成果を整理し、鱗獣釣りの記録と手に入れた「鱗獣情報」を書き残す。 21:00~22:00 休憩。屋上に上がってリラックス。残った片目で星空を見上げる。過ぎ去ったある夜のことを思い出すときもある……街角での殺し合いは遠ざかっていくが、水面下で蠢く流れのように、釣りをしている最中に不意に出会ってしまうような気もする。 22:00 エサの準備と装備の点検。「明日また、どの鱗獣が引っかかんだろーな?」 【アレッシュの逸話】 新任の連絡員が初めて港の一角にある秘密の連絡窓口を訪れたとき、鱗獣屋の店主はベンチに横になり、本を顔に乗せたまま動かなかった。 店に並ぶ鱗獣の配置には妙な「こだわり」がある――灰鱗はすべて北向きに、赤銅鱗は必ず2匹セットにする。角には珍しい模様の白鱗を置く。連絡員はまばたきをした――必死に記憶してきた暗号の順序を思い出して情報を解読しようとしたが、結局何も思いつかなかった。本部に報告すべきかと考えを巡らせていると、店主は顔を上げることもなく、氷のついた鱗獣を彼に投げた。 「今日は大物ナシ。これ食って栄養でもつけとけ。」 連絡員は2秒ほど呆然と立ちすくんだが、鱗獣を受け取ると軽く頭を下げてその場を去った。30mほど離れてから振り返ると――店主は最初から何事もなかったかのようにベンチに寝転がったままだった。 当日の報告:すべて正常。情報は正確で、非常に信用……できる。
「ポッパー戦術」は、オペレーター・アレッシュによって最初に考案されたものである。その理論の根幹となるのは、鱗獣釣りにおいて使われる「ポッパー」というルアー。本人の(非常に詳しいが、検証は難しい)説明によれば、ポッパーとは水面に浮く疑似餌だそうだ。水面で踊り、光を反射し、尾びれを振って大騒ぎすることで、本来は水底でじっとしている獰猛な鱗獣を怒らせる――つまり、飛び出して殴りに来させるためのものらしい。簡単に言えば……「あんたが動く気さらさら無かったとする。んで、オレはあんたの目の前で好き勝手して、死んだフリしたりあんたの物奪ったり……で、我慢できねぇって殴りに来たら、この芝居はオレだけがやってんじゃなかった、的な?」 最近の話?あー、あれか。「ただの護衛」だったヤツな。輸送隊が十七号道路通るっつー話だったけど、あの辺ランドブレーカーだらけなってんだろ?強盗だの拉致だの、ついでに放送ジャックして『夜行道路状況放送』をつまんねぇラップに変えてんだぜ。 任務通知見たとき、釣り竿修理行くとこだったんだよ。「普通の護衛任務」って聞いたら、なんかダレちまって。地図見ながら「『ポッパー』でも投げるか」ってテキトーにボソっと呟いてみた。 当然、誰も意味わかんねーはず……けど、輸送隊は新型兵器の名前かなんかだと思ったらしくてウンウン頷いてた。甘くね?全部フル採用って。 基本単純な話なんだよ。 トラック2台を「途中でエンスト」的な感じで止めて、武器箱もテキトーに何個か落っことす。(落ち着けって、中身はレンガ)ついでに、「第一類危険物」ってスプレーしとく。リアリティあんだろ?仕上げに「助けてくださーい」って音声流せば完璧。てか、迫真すぎてボウズだったときのオレより声震えてたな。 案の定、ランドブレーカーが釣れた。鱗獣に鼻擦りつける野獣みてーな顔で、トラックの周りウロついて……全員が「昼飯はコイツだ」って目してたわ。 けど、まだ終わんねえ。音量ちょい上げたらまた別のが寄ってきて、元からいたヤツらは「奪ってやる!」から「奪うんじゃねえ!」に変わった。んで、即殴り合いスタート。荒野で雲獣が鱗獣取り合ってんのと絵面一緒。 オレらは丘の上から、焼き鱗獣干しかじりながら観戦してたぜ。フォームとか見てケチつけながら――正直オレがわけー頃、組織で殴り合ってたときのがマシだった。 最後は現場写真撮りにきた調査員って雰囲気で登場。パシャっと1枚、片付け、掃除、終わり。半殺しのヤツ、多分死んでるヤツ、どっち側かわかんなくなってるヤツ……ま、口きけるヤツいなかったし、どーでもいいか。 結果、輸送隊は無事通過。「よぉ兄貴、冴えた護衛だったな」なんてほざく運転手もいた。 「空見て寝転ぶだけって思ってたのに、気づいたら一網打尽だった」って返しといた。 今回、一番の収穫は――釣りも任務も、「鱗」機応変にってな――気づいちまった。これ、真理ってヤツじゃね?
オレたち、もうすっかり釣り友だろ。今日は、「昔馴染み」の話……いや、その前にオレが一番嫌いな釣り方――「ひっかけ釣り」の話、しとかねーとな。 ひっかけ釣りってのは、エサ無し、鱗獣が食いつくのも待たねえ、フック水に突っ込んでただそのまま引っ張り上げるってやり方。かわいそーだと思わねえ?釣りってより、ただのケンカだ。待つこともねえ、技術もいらねえ。「やるかやられるか」ってだけ。 ガキん頃、使ってねぇ船がサビて転がってる港で初めて見たんだよ。顔に刀傷ついたジジイが竿投げて――水面はすぐ血まみれの殺人現場みてーに真っ赤になった。まだ、鱗獣がピクピク動いてんのも見た。オレたちはオイルタンクの影に隠れてトルティーヤかじりながら……ひっかけ釣りを覚えちまった。 で、その「昔馴染み」と知り合ったのは、初めてのひっかけ釣りんときだった。引き上げた瞬間、すぐ逃げられちまったけど……血まみれの傷口と潰れた片目は、はっきり覚えてんだ。今でも睨み付けられてるみてぇな――もちろん、あの頃のオレに「人鱗関係」なんて考える頭なんか無かったに決まってる。腹が減ったから、フックを投げた。汚ねぇやり方でも、そうするしかなかった。 あの頃のオレたちはギチギチに詰め込まれた鱗獣缶みてーなもんだった。目覚ましたら人数確認。誰が生き残って、夜に「食われた」のは誰か、確かめる。生きるために、盗んで、奪って、騙す。ケンカは立派な会話手段。鱗獣にだって、情けを賭けることはねえ。人なら……そりゃ、当然だろ? そんなとき、現れたのがアイツだった。オレたちを野獣みたいに扱ったりしねえ。生きるために、交渉して、引き際知って、守る。その方法を教えてくれた。最後オレに「ラ・エストラーダ」押し付けて、こう言った。「この街には違うやり方が必要だ」――オレは、信じたよ。少しは綺麗な道を歩いて、なんかできんのかもしんねぇって。 あの頃、静かな時間は深夜しかなかった。オレは埠頭で釣りして……そこでまた「昔馴染み」に会った。もうすっかり大物ヅラして、針に食いついては暴れて、最後は糸切って逃げる。オレのこと笑ってるみてぇな波紋だけ残して…… 昼は表と裏の人間相手、夜は「大物」相手……そんな日々が続いた。オレが一番信じてた2人が「組織裏切りショー」始めるまでは。権力争いで、肉食鱗獣みてーに噛み付き合って……やっと止まったとき、オレは片目を失くしてた。組織が解散した日、オレは1人で港に座って海見てた。波が壁にぶつかって、ガキん頃の落書きは泡になって流れて……死んだ鱗獣のウロコみてーだなって。跡形も残さず剥がれ落ちてった。 「昔馴染み」もすっかりジジイになって、頭ん中の記憶より一回りも小さくなってんのに、その日気付いた。ウロコも剥げてまだらになって、潰れた目は白く濁って。それでも暴れて冷たい目でオレを睨む……「報いだ」――笑われてるみてぇだった。それが、最後。それ以来、会ってなかった。 けど一昨日……店閉めて夜釣りしてたら、いたんだよ。月が白く光って、食いついた瞬間にわかった。あの暴れ方、あのバカ力。昔と変わんねえ……戦いは互角、オレにとっては1世紀かって思うくれーの長さ。メイメイが演習してるみてぇに弾ける水面……んで、最後に勝ったのは、オレだ。糸に繋がったまま、高く掲げられたその姿は――どの記憶よりもデカい「大物」だったよ。けど、鱗獣カゴ出したら……針にはなんもついてねえ。エサもそのまんま。 ――本当に釣ったのか?一度釣って、消えちまったのか?それとも、オレの心に残った針が、夜に乗じて暴れただけか?穏やかな水面を見ながら、そのとき気付いた。あれはもう、あの鱗獣じゃねぇんだって。 あれは消せねぇ後悔、オレの中に居座る執念――離れてった連中、死んでった仲間……その度に湧き上がる「もしオレが」の積み重ねだ。たぶん、アーツを使えば、完全に「釣り上げる」ことはできる。身体も、傷口も、動きも、あの目も。ヤツは今、オレん中で生きてる。水ん中いたあの頃より、もっとリアルに。
もうオレの出番かよ?
あんたがいたら、さすがにボウズってことはねーよな。
実は昨日足ひねっちまって……あーあとは腰も首も微妙に痛ぇっつーか……
ここ、強えーヤツばっかじゃん?オレがいなくても変わんね―って。
まあ、竹竿よりはマシってか?ポッキリ折れたりはしねーだろ。
これでケガしねーで済むな。
これが1週間特訓した成果ってヤツか?オレがここまでやるって、奇跡だって。
テレビよりずっとおもしれーし、毎回内容も違うしで飽きねぇな。
すげー大げさだな……さすがのオレも戸惑うって。よくわかんねーけど、礼言っとけばいいだろ?
そんな褒めんなって、管理人。オレ、褒められるとすぐダメんなるから。
1人で全部抱えんのは普通にしんどいだろ。しゃあねえ、オレが手伝ってやるよ。
昇進したのはオレなのに、あんたのほうが嬉しそうじゃねーか?じゃ、焼肉いくか。最高級のヤツな。もちろん、あんたの奢り。
あー、場所ってここで合ってんのか?オレはアレッシュ。趣味は読書、特技は目閉じたまま鱗獣釣ること。ま、よろしく。
あったけーな。サイコーの昼寝日和ってヤツ?
知らねーうちに財布すっからかん……
なんつーか、任務って聞くとやる気出ねぇっつーか……ちょっと休んでから行くわ。
おう、また会ったな。今日の任務はどんな感じだったんだ?
疲れねーのか?オレみてーにテキトーにサボるのも大事だぜ。
もうやることねーよな?このあと釣り番組の再放送あんだよ。早く行かねーと。
あの雪と氷に覆われた場所が北地だろ?こんな景色、エンドフィールドに来なきゃ、永遠に拝むことなかっただろうな。帝江号に来たばっかのときは、窓から外見るだけでビビってた。でも慣れちまうと、空からタロⅡを眺めるこの感じ、悪くねーもんだな。
実力?ま、剣をテキトーに振り回してるだけの我流だって。3メートルある牙獣とか、動き回る蔓とか、鋼のアンゲロスとか、あとは金貸してんのにトンズラする「マブタチ」――あたりをぶった斬っとけば、おまえもこれくらいは余裕だろ。
このトシにもなれば、興味持つことなんてどんどんなくなっちまう。ま、釣りくれぇじゃね?現実逃避ってヤツできんの……って、オレが若いってか?何言ってんだよ。あんたのがずっと――あー、管理人。あんた、いくつだ?
今読んでる本、全然大したことねーヤツらの話ばっかでさ。ぶっちゃけ、生きがいとか心の葛藤とかは興味ねーんだけど、本書いたやつはマジでこんな体験してんだよな。柄にもなく感動し……って、なんだよその顔。尊敬してるって話だっつの。
オレの取り柄はしぶとさくらいだよ。どんだけボロボロなっても、簡単にはくたばらねーよ。オレには大切なヤツらがたくさんいる――昔の仲間に大家のジイさん、あとはあんたたちも。どんなだったとしても、オレが立ち上がって戦ってやるから。
これ、やるよ。2つで半額だったし、ついでに買ってきてやった。「お買い得」だろ?
オレにか?借金の督促状か脅迫状以外、まともなプレゼントなんて貰えるわけねーって思ってたわ。
気分でも悪ぃのか?わけーんだからよ、気抜いていーんだって。今キツいったって、この先もっと面倒でツラいこともある。なら今なんてマシ、そー思わねえ?
エンドフィールドに来たきっかけ?工業団引退した大家のジイさんだよ。クソこえー顔したな。オレの店が全然ダメで、家賃滞納しまくってたら勝手に仕事探してきたんだよ。履歴書に何書いたか知らねーが、まさか通るなんてな。
それ、何持ってんだ?「ラ・エストラーダ2代目当主」……写真のヤツがオレに似てるって?それ知って、どうなんの?誰にだって消しちまいたい過去の1つや2つ、あんだろ。大事なのは、今をちゃんと生きることなんだって。まさか、そんなつまんねー過去のことで、オレを避けたりしねえ、そーだろ?……ん?なんでペリカに保安局の連絡先なんて聞こうとしてんだ?
「エストラーダ・ウルサナ」とか「ラ・エストラーダ」って言うヤツもいる――オレがいた組織だ。このバカでけー都市じゃ、人目を避けて、オレたちみてーな「ちっぽけなヤツら」が必ず湧いてくんだよ。薄汚ねえとこで育って、仲間もできて、もっとデカい組織に取り込まれて……気づきゃボスんなってた。んで、よくわかんねーままバラバラになっちまった……今じゃ鱗獣を売って食い扶持稼いでる。こんなんなら、20年前に鱗獣の加工場にでも入っとくんだったな。
じーっと見てっけど、傷、気になるか?オレみてーなヤツは、昔話はしねーんだ。過ぎたことをいつまでも引きずったって意味ねーからよ……おい、管理人、待てって!別に隠すほどのことじゃねえよ。命を預けた仲間を守るために、もう1人の仲間に斬られた。それから、オレの見える世界は半分になった。ただそれだけだ。それだけの、つまんねー話だよ。
釣り竿は投げても糸で巻き取れっけど、人は渦に巻き込まれたら抜け出せねえ。釣りと人はちげーんだよ。だから、せめて楽しく生きろ。管理人、これが経験者からのアドバイスってヤツだよ。
店はどんどんヤバくはなってる。エンドフィールドの給料がなきゃ、店の家賃も払えねえ。ま、端から金儲けする気もねーし、値切りもツケも言うままだしよ。大漁の日は、周りのヤツらにも配るしな……大変なのはどこも変わらねえから。そーいや、前ドロボーが入ったのに金目のものがねーからって手紙残してったんだ。「こんなビンボー臭えとこは初めてだ!」ってな。
オレのモットーは「小せーことは我慢、デカい問題は回避」……どーしてもムリならやるしかねーけど……そうなりゃ、二度と立ち上がれねーくらいにブチのめす。
目が気になるか?不便っちゃそうだけど。さっきもあんたが声をかけてきたのはオレの死角だった。なーんて言ったってもう気にしてねーよ。全部見えちまうより、見えないことを想像するほうが唆るだろ?
昨日の占い番組、「今日の運勢はサイコー!」って。でも家出て速攻で下水道落ちた。全然当てになんねーじゃんって思ったら、ダイヤの指輪拾っちまって。あーこれが運ってヤツかって。ま、落としたヤツがかわいそーだし、持ち主探して返したよ。運もまた巡って戻ってくるかもしんねーしな。
オレは無法地帯みてーな開拓エリアの出身だ。子どもは孤児か、じゃなくてもろくでもねえ家のヤツだ。オレは孤児で、学校にも通えねーし、住む場所さえなかったよ。ただ生き延びるためだけに街でケンカばっかしてた。でも、地獄みてーな場所だと妙な連帯感ってのが生まれたりもする。反りが合わねーヤツら同士が寄り添って、家族みてーになった。混沌とした街でも自分たちのルール作って、必死に生きてきたんだよ。
大家のジイさんから手紙来てよ。家賃の催促じゃねえ、近況教えろって。「どうせ面倒だってロクでもねー生活してんだろ」……ジイさん、若い頃は結構なお偉いさんだったみてーだけど、なんでこんな気かけてくれんのかわかんねえ。息子代わりに老後の面倒見てもらおうってか?……ま、どうでもいいな。膝痛えっつってたし、マッサージ機でも送るか。オレよりまず、自分の心配しろっつんだよ。んで、直接来りゃいいのに。
タロスシティは、タロⅡにとっちゃ特別な意味がある。悔恥戦争のあと、三巨頭が『文明地帯公約』を結び、テラ人の生存の地としてタロⅡで初めての中立都市を築いた――歴史書はこんなんだけど、100年経っても完成しねー都市……オレに言わせりゃ「ジジイが槍握って、山の先の夕日を目指してる」ってとこか?どうだ?カッコよくねえ?ま、ウルサス文学もダテに読んでねーしな。
あのヘンな鱗獣をどこで釣ったかって?長ぇ話なるけど……オレ、昔は武器をぶん回してケンカしまくってた。「源石アーツ」ってさえまともに言えなかったよ。で、片目潰してぼーっとしてたら、死角に何か見える感覚があって。すげー鬱陶しくて釣りんとき思いっきり竿を振り上げたら――「バシャンッ!」――そのあとはあんたも知ってる通りだ。ジイさんの話だと、アーツの素質があったらしーけどな。ま、いいことか悪ぃことかってのは、全然わかんねえよ。
見に行かねーか?値打ちもんかもだろ。
高値で売れんじゃねー?ツイてんなあ。
何かヤベえ雰囲気だな……気ぃつけろ。
面倒なヤツがいる。油断すんなよ。
これって、売れんのか?
イイもんばっかじゃね?ガッツリ持って帰ろーぜ。
っぱツイてんな。占い番組もバカにできねーな。
ん……やたら不思議な……もっかい見ていいか?
っし、これでいーだろ。
っと、久々バッチリ休めたし……気合、入れてくか。
ほらよ、受け取れ。
あぶねー、ブッ倒れるとこだった。
おい、避けろって!
こんぐれーじゃ倒れねえ。
絶対……何がなんでも……
やる気、すげーな!
人多いと、っぱ助かるな。
大したことねー。
おめーらのおかげ……だな。
そろそろマジでやってみっか?
テキトーにやっていいぜ、オレが守るし。
ヤバかったけど、締めはバッチリだったな。
まあまあ、楽にいけたな。
っし、おめーら、良かったぜ。
結果オーライ。細けーこと気にすんなって。
もう終わったことだろ。くよくよすんな。次やれればいーんだって。
行くぞ!
ブッ飛ばす!
試してみるか?
頭冷やせよ。
さみーな。
反撃すっか。
いつでもいけるぜ。
何が釣れるんだろーなあ?
邪魔すんなよなあ!
鱗獣も怒るぜ!
エサ撒いたばっかだぜ?
かかった!
エサはお前だっつーの!
いっぱい食べていいぞ?