岩の囁き
通常攻撃: 最大4段の攻撃で敵に自然ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値18を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に自然ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い自然ダメージを与えてSPを一定量回復する。
アルデリアはアーツユニットを使う補助オペレーターで、自然属性のダメージを与えることができる。

通常攻撃: 最大4段の攻撃で敵に自然ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値18を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に自然ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い自然ダメージを与えてSPを一定量回復する。
ドリーさんに乗って敵に突進し、自然ダメージを与える。腐食状態の敵に命中した場合、腐食状態を消費し、物理脆弱とアーツ脆弱を付与する。
操作中のオペレーターがクラッシュまたはアーツ付着状態でない敵に重攻撃を与えると発動可能。 敵に火山雲を放ち、接近後に自然ダメージを与える。火山雲は敵を追尾し、一定時間後に爆発する。周囲の他の敵には、そのダメージの半分の自然ダメージを与え、強制的に短時間腐食状態にする。
アルデリアは移動できる状態で持続的にアーツを放つ。ドリーさんの助けを呼び、周囲にドリーさんの分身を放つ。分身が敵に命中するたびに、自然ダメージを与える。同じ敵は0.3秒に1回までダメージを受ける。

応接室配属時、手がかり捜索速度+20%
昇進段階1で解放

応接室配属時、手がかり捜索速度+30%
昇進段階3で解放

応接室配属時、船室内全員の体力消耗-14%
昇進段階2で解放

応接室配属時、船室内全員の体力消耗-18%
昇進段階4で解放
戦技「ドリーラッシュ」で腐食状態を消費すると、付与する物理脆弱とアーツ脆弱の効果+8%
素質「友の面影」強化:操作中のオペレーターがドリーさんの影に触れると、アルデリアは元の半分の効果で、他のHPの割合が最も低い味方オペレーターを追加で治療する
必殺技「もふもふパーティー」の持続時間+1秒、ドリーさんの影の生成確率が1.2倍までアップする
必殺技「もふもふパーティー」に必要な必殺チャージ-15%
連携技「イラプション・コラム」のCD時間-2秒、ダメージ倍率が1.2倍までアップし、さらに、腐食効果の持続時間+4秒
【コードネーム】アルデリア 【性別】女 【身分証明】ロドス・アイランド 【誕生日】10月18日 【種族】キャプリニー 【鉱石病感染状況】 メディカルチェックの結果、非感染者に認定。 【能力測定】 物理強度:普通 戦闘技術:標準 戦術立案:普通 アーツ適性:卓越
アルデリアはロドス出身の地質研究専門家である。火山の地質災害に関する深い知識を持ち、タロⅡの地質研究において大きな成果を挙げた。現在はエンドフィールドに所属し、主に野外での実地調査任務に従事している。 「アルデリアさんは、本当に才能にあふれた学者です。彼女はまさに、世界を知る最前線に立っていると言っていいでしょう。最後まで諦めず、困難を恐れず、そして科学への情熱と、尽きることのない好奇心を持っている――彼女は研究者として、これ以上ないほどの資質を備えています。彼女をはじめとする優れた科学者たちが絶え間なく探求を続けているからこそ、私たちは目の前の世界を正しく理解することができるのです。」 「彼女はいつも1人で各地を巡り、サンプルを採集し、構造を分析し、新しい発見を理論へとまとめあげています。エンドフィールドは、彼女の協力のおかげでタロⅡの地質や侵蝕について理解を一層深めることができましたし、侵蝕災害が発生した場合の、一連の対応策を整えることができました。私自身、アルデリアさんを深く尊敬しています。年月を経ても、彼女は常に謙虚で礼儀正しく、そして心の奥には限りない力を秘めています。常に何をすべきか、見失うことがないのです。」 ――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
【ドリーさんのゲーム1】 エンドフィールドに入ってすぐ、アルデリアはタロⅡの侵蝕災害区へと足を踏み入れた。侵蝕による地質災害は、穏やかだった町を引き裂き、恐ろしい傷を地に刻みつける。家を失った人々は、身体も心も深く傷ついていた。 彼女は避難者を受け入れる保護施設に立っていた。そこには、両足や両目を失った人々、そして言葉を発することもできず一日中沈黙して過ごす人々がいた。白いカーテンで隔てられ、金属製のベッドフレームに横たわる。響くのは、機械の動作音だけだった。 アルデリアは、自分が出来ることを探して動き回った。薬の確認や患者の世話をしながら、「その気持ち、私もわかります」――負傷者を慰めようと声をかけると、痛みよりも鋭い返答が返ってきた。 「何もわかってなんかない。」 1人の少女だった。小さな口から漏れ出した、耳を刺すような声だった。「まっすぐ立って、しっかり歩ける。それに、災害なんて見たことないって顔……」 少女は顔を背け、震える声で続けた。「気持ちがわかる?笑わせないで。前に病気だったかもしれないけど、もう治ってるんでしょ?運が良くてよかったね!運に見放された人たちは、苦痛の中で一生を過ごすしかないの。あんたの言う『わかる』なんて、結局『可哀想な人たちに施してやる』くらいの気持ちでしょ?」 アルデリアは研究者の制服を着て、髪はきちんと束ねている。足取りはしっかりとして、透き通った瞳が輝いている。源石は再旅者である彼女の身体を再構築し、病と痛みを取り除いた。今では風の囁く声が聞こえ、岩の上に走る細い亀裂も見える。しかし、だからこそ――目の前の人々が抱える、癒えることのない絶望に、言葉が詰まってしまった。 夜の訪れと共に、ドリーさんが現れた。 病室や廊下をうろうろして、小さな騒ぎを起こす。薬棚にぶつかり、お茶のラックをひっくり返し、湯を入れたばかりの湯たんぽを枕の下へ蹴り飛ばす。「急に部屋が熱くなった」と看護師が文句を言い、「もふもふが足の下に入ってきた!」と子どもたちが騒いだ。 アルデリアはドリーさんを追って、古びた休憩室へと入った。壁際の布を少しめくると、埃をかぶったピアノが見えた。ドリーさんが鍵盤を踏み、その音がアルデリアを――呼び起こした。 ピアノに近づき、埃を払う。鍵盤は黄色く変色し、低音は少し狂っていたが、まだ音は出る。椅子に腰を下ろし、指先で試すようにリターニアの音楽を奏で始めた。 1曲……2曲……3曲目になると、廊下の奥から小さな足音が近づいてきた。 ドリーさんは静かに身体を丸め、ふわふわで透明なクッションのようになって、そこにいた。子どもたちは温かい体にもたれながら、アルデリアの演奏を聞く。 あの少女も、部屋の隅に座っていた。 「まだ痛い。でも……あんたのピアノを聞いてると、まだこの世界にいたいって思う。」小さな声が、溶けるように響いた。
【ドリーさんのゲーム2】 タロⅡの地質は、彼女が知っている「火山」――膨張し、噴き出し、流れ出すような生命力に満ちたそれとは違っていた。侵蝕によって土地は腐り、枯れ、すべてが呑み込まれていく。岩層は秩序を失い、大地は病に侵されたかのように皮膚が剥がれ、血管がねじれ、歪んだ身体が盛り上がる。 侵蝕の拡がりは予測できるものではない。それが、彼女がここへ来た理由だった。いち早く変化を観測し、記録をつけ、評価する。アルデリアは危険とされる場所でも、迷わず1人で足を踏み入れる。時間も、空間も、日々の生活すらも、すべてが任務リストの項目として区切られていく。 笑顔は減り、詩のような感想も書かなくなった。声は次第に小さくなり、食事を忘れ、夢の中で知らぬうちに拳を握りしめる。かつて必死に守ろうとした――目、耳、心臓の鼓動。それは、かすかな不安となって彼女に返ってきた。取り戻した健康は、目に見えぬ焦燥により蝕まれ始めていた。 「……私に残された時間は、あとどれくらいですか?」自分に問いかける。健康や寿命のことではない。この新しい大地の崩壊と競うように、走り続けていたからだ。 ――目立たない小さな窪みから「それ」が飛び出してくるその日までは。 ドリーさんは採掘用ハンマーにぶつかり、機材箱を咥えて走り出した。「止まってください!」アルデリアは声を上げ、仕方なく追いかける――そのうち、予定のルートから大きく外れてしまった。元々は新しくできた侵蝕の裂け目を記録するはずだったが、たどり着いたのは、崖に囲まれた谷地であった。 そこには、柱状の火成岩が一面に広がっていた。六角形の柱は鍵盤のように整然と並び、地面から真っ直ぐ天へと伸びている。足元にはついさっき噴火したと言われても疑わぬほど、綺麗に形をとどめた古い火山の遺跡があった。 胸の奥から、ずっと忘れていた高鳴りが聞こえてくる。アルデリアはしゃがみ込み、メモ帳を取り出して、久しぶりに絵を描き始めた。任務のためではない。ただ、美しくて面白いと思ったからだ。 アルデリア、そしてドリーさんはその近くで夜を過ごすことにした。涼しい風が吹き抜け、柱の間から星が天へと昇っていく。ドリーさんが彼女の足元でくしゃみをする。その弾みでペンのキャップが外れ、草むらへと落ちた。 「私をここに連れてきたのは、わざとですよね?」 ドリーさんは何も答えずに身体をくるりと返し、後ろ足の蹄で彼女の靴を軽く蹴った。 「私が自分らしさを失くして、心配ばかりして、侵蝕と時間を争うことばっかり考えてる……そう思ったんですよね。」 「でも、怖いんです。少しでも遅れたら、本当に間に合わなくなるかもしれないって……」 ドリーさんを撫でながら、目を閉じる。ふわふわで温かい毛に包まれて、アルデリアは野外で初めて、深く甘い夢の世界に入り込んだ。 翌朝の日記には、こう書かれていた。 「東北東に、古い火山の遺跡を見つけました。柱状の火成岩が崩れることなく保存されています。」 「ドリーさんが道案内してくれました。とても晴れやかな気持ちです。地質への情熱を改めて思い出しました。」 「注:日程を適切に調整し、健康を保つこと」
【ドリーさんのゲーム3】 遠くで煌めく海岸とビル群を眺めながら、アルデリアは遥か昔の名を思い出していた――「シエスタ」。情熱に満ちた記憶が残る、火山都市の名だ。 しかし、ここはラヴァンドマ――文明地帯の宝石と呼ばれる、タロⅡの金色に輝く都市。 優秀な成果を挙げた地質学者として、アルデリアは権威ある学術フォーラムへ招かれていた。テーマは「新しい地質生態におけるタロⅡの秩序」。最初はごく一般的な学術報告をするだけのはずだった――まさかその講演が、都市全体を揺らすほどの反響を呼ぶとは思ってもみなかった。 企業の代表は新しい工業地帯の計画を熱心に語り、「ぜひご意見を」と頭を下げた。学界の大御所は興奮気味に最新の研究成果を次々と見せ、共に科学の難関を突破しようと誘った。行政部門は分厚い資料を差し出し、次の大型プロジェクトへの参加を誠意を込めて打診した。 自然の観測と研究に心を注いできた1人の学者は、一夜にして注目の的となった。 握手を交わすだけで、「あなたは研究者の鑑です」と言葉を添えられる。エレベーターでは「実験室の入口に貼って皆を励ますんです」と、ノートにサインを求められる。十字路では走ってきた子どもたちに「おねえさん、わたしも科学者になりたい!」と声をかけられる。屋台のオーナーでさえ「地質学が好きな甥におすすめの本はあるか」と言いながら、ソーダを強引に押し付けてくる…… 最初、アルデリアはその温かさを素直に受け止めていた。一人ひとりの真剣な顔に頷き、感謝を述べ、質問にも真面目に返答していた。だが次第に、心の奥に疲労が溜まっていく。誰も、どの出来事も憎くなどない――けれど、彼女は「有名人」になる覚悟など、できているわけがなかったのだ。 そしてある日、3時間にも及ぶ討論会が終わった直後のこと。身を翻してドアを開け、「若手女性科学者代表」と大きく印刷された自分の顔のポスターを背後に、人混みへと逃げ出した。 そのとき――ドリーさんの姿が、消えてしまった。 当然、何を探しているかも、どこに行ったかも、誰にもわからない。ショッピングモールではお洒落をした女性が「今ぶつかったのは何!?」と叫び、オフィスビル裏の花壇は「ピンク色の何か」に荒らされていた。駅では改札機を飛び越えた影が、マシュマロの袋を奪った瞬間を撮影した者もいた。 アルデリアは手がかりを追いかけ、街中を走り回った。スカートの裾は泥で汚れ、靴の踵はすり減り、こめかみにズキズキとした痛みが走る。 息を切らし、人通りの少ない小道を抜けると――目の前が一気に開けた。 都市の外縁に広がる、建物の影1つない荒野。一面に咲く花々が海風に揺れ、香りが草の匂いと混ざって運ばれてくる。ドリーさんは花の真ん中でのんびりと横たわり、動かない。 「……こんなところまで、何をしに来たんですか?」アルデリアは少しだけ呆れたような笑顔を浮かべ、問いかけた。ドリーさんは何も答えなかった。ただ、ごろんと身体をひっくり返すだけ。 アルデリアはドリーさんに近づいて、その隣に腰を下ろした。通信を切ると、「申し訳ない」と断れずに抱え込んでいた予定が、時の彼方へと流れてゆく。 ――やはり、地質学者には荒野が一番似合う。
【ドリーさんのゲーム4】 アルデリアが標本箱を抱えて帝江号へ乗り込んだあの日、傍から何かが消えた気配に気づいた。 「……ドリーさんは、どこへ行ったんでしょうか?」 姿の見えない、ふわふわで温かい生き物は、いつの間にか――楽しげに船内を走り回っていた。 皆の視線が注がれる中、ザイヒは申し訳なさそうに「空気」に向かってお辞儀をした。「申し訳ございません。わざと踏んだわけではありません。見えざる高貴なお方……」 「何か突っ込んできたぞ!」「火鍋の素が半分になってるじゃねェか!舐めたのはどこのどいつだァ?」食堂からは飛び交う声が響く。 「あたしのアラーム、なんか『メェ~!メェ~!メェ~!』になってたんだけど!……あ、剣の稽古行かなきゃ!」 「コレ、量子幽霊ってヤツ?しかもピンクじゃん!ゼッタイ、アタシ向き!」イヴォンヌは勢いよく廊下を駆け抜けていった。 アルデリアが慌ててその場にやってくると、管理人が扉に背を向けてしゃがみ込み、そっと手を差し伸べている姿があった。宙に止まったその手は、まるで許しを待っているかのようだった。 ドリーさんはしばらく管理人をじっと見つめると、何も言わずに近づいた。そして、その手をふわふわの毛並みの中へと招き入れた。 「あの敬虔なシスターは、『知恵』以外のものにはあまり関心がないんだね。」 「陽気なシェフの心には、胸に秘めた想いがある。それが片付くまでは、見た目ほど気楽ではいられないのさ。」 「毎日、大侠になる夢を見てる女の子……いつか夢から覚めるのか、それとも夢で世界を変えるのか。」 「わたしと同じピンク色の子は、とっくに自分の道を見つけていて、楽しそうだ。」 今は帝江号の標準時間の夜。ブリッジにアルデリアとドリーさんは並んで座っていた。船外の星は灯火のように瞬き、帝江号は静かに眠っている。 「で、あのマスクの人は……」 ドリーさんは耳をぴくりと動かし、曖昧に「メェ」とないた。しかし、その声はどこか満足げで――まるで「うん、管理人を信じていい」と言っているようだった。
先輩、思いっきりやって大丈夫ですよ~。私が全力でお手伝いします!
今回集めるデータを確認しますね。
調査に必要な器具の準備ができましたよ、先輩!いつでも出発できます。
先輩が側にいてくれるんなら……怖いものなしです!
先輩、少しだけ離れてもらえますか?うっかり、ぶつけちゃったらって……
調査中は、いろいろと危険も多いんです。だから、安全対策は念入りにしないとダメなんですよ~。
成長したなって思ったときは、日記に書くことにしているんです。木の年輪が、成長を刻んでいくみたいに……
地が荒らされ、こんな様子になってしまうなんて……命の気配もありません……
うん、目標に向かって、一歩一歩努力していけばいいよね!
先輩、ありがとうございます!私、エンドフィールドでもっともっと頑張ります!
頑張りすぎてなんかないですよ、先輩。心配いりません……え、目の下のクマ……えっと、つい夢中になって本を読んでいたら、夜ふかししちゃって……
この地にはまだ知らないことがたくさんあります。まずは、この星を理解しないと……私たちだって、自分を理解するのが一番大切ですから。ね、先輩?
初めまして。私はロドスから来たアルデリアです。今は、超域と地質災害の関係性について研究しています。以前からお噂を聞いていて、伺いたいこともたくさんあって……えっと、あの……「先輩」って呼んでもいいですか?
今日も、良い一日になりますように、先輩!
先輩、足音でわかっちゃいました~。
任せてください、先輩。私も、新しい業務に挑戦してみたいです!
「地層のミルフィーユ」……先輩、一緒にどうですか~?
ちょうど探してたんですよ~、先輩。
整備中の帝江号には、あちこちに警告の看板があって……先輩も気を付けてくださいね。私、考え事をしていると、転びそうになっちゃうんです。
帝江号からは、私が調査した場所がたくさん見えるんです。荒野、草原、北地……ここからだとすごく小さくて、あんなに長いと思っていた道も目の中に収まるくらいで……でも、こんなに高いと、ドキドキしちゃいますね。
明日読書会を開く予定なのですが、先輩も参加しませんか?……紹介する本ですか?自分の好きな本なら、何でも大丈夫ですよ。そういえば、クラッド先生が以前タロⅡの火山専門誌を持ってきてくれたんです。興味があれば、お見せします!
先輩、ずっとお仕事でお腹空きませんか?アケクリさんが東国のお土産をくれたんです。よかったら、1つ……あっ、私は大丈夫ですよ。さっき少し食べましたから。えっ、包装がそのまま……えっと、その、アケクリさんは2つくださって……
気づいてましたか?いつでも先輩は一番前を歩いてるって。まるで、先に危険なものがあるとわかっていて、それに備えているような……追いつくのに小走りになるときもありますが、大丈夫ですよ。私達だって、ちゃんと自分を守れるんですから。
帝江号に戻ってくると、すごくほっとします。外の話を皆さんとするのも、培養室の植物を見に行くのも好きなんです。時間があれば、お世話も手伝ったりしているんですよ。ちょっとした趣味というか……見ていると、不思議と心が落ち着くんです。
今、お時間いいですか……?これ、調査のときに記念に集めていたものです。衆生長地の羽飾り、宏山の玉器、あとは……鉄誓軍の記念章。全部、先輩にあげますね。気に入って貰えたら……嬉しいです!
私へのプレゼント……えっと、開けてみてもいいですか?……フフッ、なんだか先輩のほうがワクワクしてませんか~?
先輩、大丈夫ですか?すごく疲れているみたいですが……まさか、ずっと働いていたわけではないですよね……?ダメです!すぐに休まないと――今回は、何を言われても譲りません!
ドリーさん、先輩の服噛んじゃダメですよ~!すみません、みんな元気いっぱいで……えっ、見えてないですか?ドリーさんは姿を見せるかどうか、自分で決められるんです。リーダー?えっと、みんながドリーさんで、ドリーさんはひとつで……ふぅ、ドリーさんってば……喋れるんだから、自分で説明してくれたらいいのに~!
今日もまた、山に登ってきました。地層の走向や傾斜を測って、岩壁から堆積岩を採って、光沢や模様を調べて……大丈夫です、先輩。全然疲れてないですよ~。もっとたくさんの山に行って、道を歩いて、地質のデータを集めたくって。この星を知ることができて……本当に、すごく嬉しいんです!
すごく、幸せです……賑やかで、皆さんと一緒にいられて。初めてエンドフィールドに来たとき、私の好きがいっぱい詰まった歓迎会をしてくれましたよね。スイーツにお花に、素敵な音楽……イヴォンヌお姉さんは私の手を取って、一緒に踊ろうって。実はちょっと目が回っちゃったんですけど……みんなの笑顔は、ちゃんと心に残ってます。
ときどき考えてしまいます。超域って何なんだろうって……もし、宇宙が与える残酷な運命なのだとしたら、私ができることは何でしょう?……えっ、先輩も同じことを……本当ですか?だったら、もう……独りじゃないですね。
先輩の声って、本当に素敵ですよね……えっと、変な意味じゃないんです!眠りから醒めるとき最初に音が入ってくるみたいに、先輩の顔を見る前に、声や足音の方が先に聞こえるんです。この地に生きるものはみんな、自分だけの音色があります。虫も、羽獣も、木も……それに気づいたとき、本当に胸がいっぱいになって……だから、私なりのやり方で、守っていきたいって思ったんですよ。
ここの皆さん、本当に優しいんです。イヴォンヌお姉さんは研究成果や新しいレコードの話をしてくれるし、アケクリさんは毎週同じ時間にお茶に誘ってくれるんですよ~。あとアンタルさんは――私の杖を改造して、携帯用地質調査ツールにするとか、もっとすごい機能も追加できるとか……3時間、説明してくれました。アケクリさんが引っ張っていってくれなかったら、一日中喋っていたかもしれませんね。
地質調査は自由にできるのが良いところですが、資金が足りないとやっぱり大変です。研究費のためにいろんな企業で講演をして、理念を理解してもらえればと思ったのですが……エンドフィールド以外、地質災害の対策に興味を持つ企業はありませんでした。そんなとき、シエスタが私の研究を見て無条件で支援をしてくれるって……実は、理由もちょっとわかっているんです。きっと、受け継がれてきた「縁」なんですよね。
前に、衆生長地の詩教者と一緒に旅をしたことがあります。とても美しい「歌」を歌ってくれたのですが、自分もこの地に生きる別の詩教者から教わった、と言っていました。だからこそ、研究者に対して敬意を持っているとも……フフッ、すごく嬉しかったんですよ~。それに、実際は私の方が「歌」から力を貰っていました。先輩、この旅は……私がタロⅡで使命に出会うきっかけになったんです。
服?あっ、また破けちゃったんですね……でも、縫ってしまえば大丈夫ですから。調査ではよくあることなんです。珍しい岩石を採るために頑張って山頂まで登ったら、服が岩に引っかかちゃったり……でも、目標が目の前にあると思うと、つい忘れてしまうんです。先輩、そんなに心配しないでください。次から、気をつけますね。
超域はタロⅡに突然現れた、全く新しい概念です。特殊な物理現象だと考える人も、時空の歪みだと言う人もいます。でも、私は違うような気がして……埃をかぶった、忘れ去られた部屋のような。先輩、もしかして超域は私達の起源と深い繋がりがあるのかもしれません。
私はロドスの出身で、そこでいろんな教育を受けてようやく1人の「人間」として生きられるようになりました。血の繋がった家族はいなくて、自分だけの特別な思い出もなくて。でも、ロドスが生き方も自分との向き合い方も教えてくれました。先輩、ロドスは私の家なんです。それに、皆さんが言ってましたよ?……昔、先輩の家でもあったって。
ドリーさんはすごく元気なんですけど、なぜか他の人には姿を見せようとしないんです。今も姿は見えないかもですが……先輩と遊んでますよ~。えっと、今は……先輩の肩の上に乗ろうと……ド、ドリーさんってば!先輩に失礼だよ……!と、とにかく……ある日突然ドリーさんに出会って、そしたらくっついてきて。それからずっと一緒なんです。
イヴォンヌお姉さんは本当に優秀な研究者です。エンドフィールドに来てすぐ大切な資料をたくさん見せてくれたので、超域のこともすぐに理解することができたんですよ。研究成果も丁寧に教えてくれて、皆さんの役に立つことを心から望んでいるんだなってすごく思います。あっ、あと……イヴォンヌお姉さんも音楽が好きなんですよ~!私は明るい曲が好きで、お姉さんはテンポの速い曲が好きで……「ラヴァンドマ」のレコードを何枚かくれたんです!
巨大な源石クラスターが侵蝕の海に飲み込まれていくのを見ました……残されたのは荒れ果てた谷だけ。そこに侵蝕から逃れた牙獣がおぼつかない足取りでやってきて……超域と源石は、相容れないものです。薄い氷の上を歩くようなバランスの中で、私達は生きていくしかないんですよね。私は源石から生まれた存在です。だからこそ、超域のことをもっと知りたいです。みんなが、もっと安全に暮らせるようになったらって……
あっちに資源があるみたいです。忘れないようにしないと……
重要な資源なので、たくさん持って帰りましょう!
この先、不安な要素がありそうです。調査してみます!
前方に敵がいますね……準備をしておきましょう。
あとで、鉱物の鑑定と分類をしなきゃ……
私もお手伝いします!
今まで頑張ったご褒美、でしょうか。
侵蝕や裂け目とは違って、危険なものではなさそうです。
ふぅ、よかった。誰も傷つかずに済みますね。
たくさん歩いて、皆さん疲れましたよね……休憩しましょう!
頑張ってください、私が側にいます!
ふぅ……だいぶ落ち着きました。
気をつけてください!
大丈夫です……まだまだここからです。
先輩を……がっかりさせたく……
本当にすごいです!
皆さん、本当に良かったです!
声をかけてくれたおかげです!
皆さん、ありがとうございました!
足元には気を付けてくださいね。
私達、きっとうまくできます!
こんなところで、止められるわけにはいきません。
勝ちましたね。ドリーさん、疲れちゃったかな?
私達ならできるって信じていました!
勝てました……皆さんが諦めなかったから、勝利を掴めたんです。
失敗は恐れるものなんかじゃありません。学ぶことで、次は必ずうまくできるんです。
どいてください!
湧きますよ!
全力で行きます!
やめてください!
行きますよ!
手伝います!
ここは私が!
痛いですよ~?
咲かせます!
今です!
離れて!
ドリーさん、手伝って!
ドリーさん、遠くに行っちゃダメ!
ドリーさん、手加減しないとだよ。