筋力UP・大
筋力+156

以下のステータスを持つ純粋基質は、この武器に完全に一致します:
エンドフィールドのオペレーター用武器。装備中、戦闘能力が大幅に向上する。
基礎攻撃力
筋力+156
攻撃力+39.0%
すべてのスキルダメージ+56.0% 装備中、自身の戦技で寒冷付着を付与するとき、15秒間寒冷ダメージ+28.0% 自身の連携技で寒冷付着状態の敵にダメージを与えるとき、15秒間寒冷ダメージ+56.0% 2つの効果はそれぞれ存在し、重ね掛け不可
ナハツェーラーは膝を折り、床に座り込んだ。その前に横たわるのは、巨大な一振りの剣。 彼は数日も荒野を彷徨っていた。脳裏に焼き付くのは、少し前に自分の剣に倒れ、亡霊と化した者の絶望の眼差しだ。その視線は彼の角を見ていた――そのような憎しみの眼差しには、もう慣れていた。命を奪ったのだから恨まれて当然だ。それらを喰らい尽くせば、その人の苦痛も和らぐだろう。 両脚は腫れ上がり、灼けるように熱を帯び、まるでじわじわと溶けてもいくかのようだった。飢えと膿んだ傷の痛みで、背を丸めるしかなかった。親の代から受け継いだこの「寒霜」を、自らの第二の命とすると誓った日を思い出す。だが今はただ、人里を探し、この古き相棒と食料や水を交換することしか考えられなくなっていた。 しかし、目の前に広がる廃墟同然の集落には、彼が望むものなどなかった。立ち去ろうとしたとき、背後から下卑た笑い声が飛んできた。 「おい、魔族野郎。その剣、売りもんか?」 「……傭兵か。それとも強盗か。」 「ハッ、どっちでもいいだろ。腕が確かなら、お前ごと買い取ってやってもいいぜ。」 疲れきっていたナハツェーラーは、すぐには拒まなかった。拳を握り、自分にどれほど力が残っているか確かめようとした。「何をもって『確か』と言う?」 「あの岩を見ただろ?割ってみせろ!」 「……いいだろう。」 岩は集落にかなり昔からあるようだ。表面には子どもの描いた落書きや、もう判別できない文字が刻まれている。目でその岩の大きさを量り、自分が2人いれば両腕でようやく抱えきれるほどだと見立てた。 ナハツェーラーは背筋を伸ばし、剣を掲げ、全身の力を込めて振り下ろした。砂塵が収まると、なんと岩の下に洞窟が現れた。 中には、不安げな瞳が光っていた。彼よりも弱々しく、彼よりも絶望に沈んだ目だ。背後の男たちは大声で笑い、取り囲んだ。 「いい腕じゃねぇか。さあ、ついてこい。いくらで売ってくれるか言ってみろ。」 「俺は傭兵だ。人殺しじゃない。」 一瞬、空気が静まる。だがすぐに、先ほどと同じような嘲笑が浴びせられた。 「人殺しじゃない、だと?ハハッ、聞いたか!お前ら魔族、最近勢いづいてきたかもしれねぇけど、やってんのは結局、命をやりとりする商売だろ?なにお人好し面してんだよ!」 確かに、その通りだ。傭兵の仕事にまっとうなものなどない。命を奪ったことがある以上、いかなる言い訳も通じない。 だが――洞窟の奥から見つめてくる瞳は、彼の角をまっすぐに見据えながら、悲しいほど落ち着いた眼差しだった。 十数年前、星門を越えて以来、もう二度と出会うことはないと思っていた視線だ。 「この剣は、売り物じゃない。」 ナハツェーラーは深く息を吸い込み、剣を構え直す。 「サルカズも、売り物じゃない。」 ………… ――疲労と飢えに軋む身体は、彼を遠くへ引きずっていく。 まだここタロⅡでは、武器を売るときではなかった。