敏捷UP・大
敏捷+156

以下のステータスを持つ純粋基質は、この武器に完全に一致します:
エンドフィールドのオペレーター用武器。装備中、戦闘能力が大幅に向上する。
基礎攻撃力
敏捷+156
攻撃力+39.0%
アーツダメージ+44.8% 装備中、自身が戦技を発動すると、アーツ強度+98、15秒間持続する疾風の身を4段階獲得する この効果は重ね掛け不可疾風の身は4段階まで重ね掛け可能 自身がアーツ爆発を与えるとき、疾風の身を1段階消費して、30秒間アーツダメージ+11.2% この効果は4回まで重ね掛け可能 効果の持続時間は個別にカウントされ、0.1秒に1回まで発動可能
太陽はまだ昇っていない。 寒松部族の戦士はすでに目を覚ましていた。その手には短くて太い木炭のペンが握られ、下敷きにしている紙は手のひらほどの大きさしかない。 書きたいことは山ほどあるが、紙は少しも無駄にできない。そのため、彼は言葉をつぶやきながら、慎重にペンを走らせていた。なるべく声を殺したつもりだったが、それでもそばにいた人を起こしてしまったようだ。女は残された片方の目を開けると、彼を思い切り蹴飛ばし、冷酷に言い放った。 「うるさい。」 彼は苦笑いを浮かべ、声を出せずに、ただ心の中でつぶやくしかなかった。 「母さん、氷はもう溶けました。時々コケを見かけるようになり、触り心地もよくて、とてもかわいらしいです。」 「そちらはもう春が来ているのでしょうね。小川が小屋の下を流れ、庭の植物を潤していることでしょう。軒下にはとっくに羽獣が戻ってきて、窓を開ければ部屋に飛び込み、母さんの手のひらに舞い降りているはずです。」 「いつか僕も羽獣のように、母さんの元へ行き、そばに留まりたい。永遠の春の中に、あの……」 この言葉は母親がよく口にしていたもので、彼は覚えてはいたが、スペルがわからなかった。ペンを止め、仕方なく女の方へ懇願するような視線を向ける。 女の苛立った口調の裏には、好奇心が隠れていた。「なぜ書くのをやめた?」 「スペルがわからない言葉があるんだ。」 「なんという言葉だ?」 「や、安らげる場所。」 「教わらなかったのか?」 「母さんから教わる前に、離れ離れになってしまったから……」 「そうか……」 女は語尾を伸ばし、少し悔やんでいるようだった。それから彼女は手を挙げ、空中で文字の形をなぞった。丸みを帯びた弧とまっすぐな線が交差する様は、まるで羽獣が空を駆け抜けた後に残す筋状の雲のようだった。 1回目はとても速く、戦士の疲れた目ではその指先を追うことすらできなかった。彼が眉をひそめるのを見て、女は鼻で笑い、空中で2回目の文字を書き始めた。 戦士のペン、女の手、紙の上の線、空中の形。それらが1つになって、ゆっくりと言葉を描き出す。はっきりと記された文字は、まるで羽獣が空からそっと舞い降りてきたかのようだった。 文字で埋め尽くされた紙を掲げ、戦士は満足そうにほほ笑んだ。そしてそれをたき火に差し出すと、パチパチと燃える音が響き、女の目に火の粉が閃いては、目尻で消えていった。 「届かないと思うか?」 戦士が頷くと、女は納得したようにため息をついた。しばらく沈黙が続いた後、彼女は突然口を開いた。 「お前、名前は?」 「ビョルン。寒松部族の出身だ。」 女は記憶をたどるように、途切れ途切れに話し始めた。「寒松……ああ、お前たちの族長のことは覚えている……勇猛な女で、戦死したときも勇士の名に恥じぬ、立派な最期だった。」 「彼女に見守られて育った僕は幸運だった」――戦士は感謝の意を込めて彼女に頷き、顔を赤らめた。 「彼女がサーミの元へ帰り、永遠の春の中へ、あの……」 「安らげる場所へ、行かんことを。」 女の笑顔を見て、戦士は彼女と一緒にその言葉を口にした。 太陽はまだ昇っていないが、角笛が鳴り響き、空の彼方にアンゲロスが現れ、群れを成してこの地に押し寄せてくる。 寒松部族の戦士はすでに立ち上がっていた。彼は地面から槍を拾い上げ、女を抱え起こすと、兵士たちと共にアンゲロスの群れへと立ち向かっていった。 彼らの背後で、炎は静かに紙を呑み込み、やがていくつかの火の粉を吐き出すと、それは遠くへと舞い上がっていった。