残り火
通常攻撃: 最大5段の攻撃で敵に灼熱ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値18を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に灼熱ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い灼熱ダメージを与えてSPを一定量回復する。
レーヴァテインは片手剣を使う突撃オペレーターで、灼熱属性のダメージを与えることができる。

通常攻撃: 最大5段の攻撃で敵に灼熱ダメージを与える。操作中のオペレーターの場合、重攻撃はブレイク値18を与える。 落下攻撃: 空中で通常攻撃を使用すると、落下して周囲の敵に灼熱ダメージを与える。 終撃: 近くにブレイク状態の敵がいるときに通常攻撃を使用すると、その敵に終撃を行い、高い灼熱ダメージを与えてSPを一定量回復する。
巨焔の欠片を召喚して前方の敵を攻撃し、灼熱ダメージを与える。敵に命中すると劫火を1段階獲得する。 発動時、劫火が4段階に達している場合、すべて消費して広範囲の敵に追加で1回攻撃する。灼熱ダメージを与え、強制的に短時間燃焼状態にする。 追加攻撃が敵に命中すると、さらに必殺チャージを回復する。 必殺技発動中、戦技の効果が強化される。
敵が燃焼または腐食状態になったときに発動可能。 燃焼または腐食状態の敵の足元から炎を噴き上げ、灼熱ダメージを与える。 敵に命中すると、劫火を1回獲得する。命中した敵1体につき、追加で必殺チャージを回復する。
烈火の魔剣を召喚し、自身が操作中のオペレーターへと切り替わる。 一定時間、通常攻撃が強化される。烈火の魔剣はレーヴァテインと共に攻撃し、灼熱ダメージを与える。さらに、通常攻撃の3段目は敵に灼熱付着を付与する。 戦技「焼滅」または連携技「烈火」の発動中、必殺技「ラグナロク」の持続時間は減少しない。

製造室配属時、オペレーター経験値素材の製造効率+20%
昇進段階1で解放

製造室配属時、オペレーター経験値素材の製造効率+30%
昇進段階3で解放

製造室配属時、船室内全員の体力消耗-14%
昇進段階2で解放

製造室配属時、船室内全員の体力消耗-18%
昇進段階4で解放
戦技「焼滅」による追加攻撃のダメージ倍率が1.2倍までアップし、敵に命中すると、SPが20返還される
知性+20、通常攻撃ダメージ+15%
戦技「焼滅」による燃焼の持続時間+50%、燃焼のダメージが1.5倍までアップする
必殺技「ラグナロク」に必要な必殺チャージ-15%
必殺技「ラグナロク」で強化された通常攻撃のダメージ倍率が1.2倍までアップする 必殺技持続中、レーヴァテインが敵を倒すたびに、必殺技の持続時間+1秒(最大+7秒)
【コードネーム】レーヴァテイン 【性別】女 【身分証明】ロドス・アイランド 【誕生日】管理人と同じ 【種族】サルカズ 【鉱石病感染状況】 メディカルチェックの結果、非感染者に認定。 【能力測定】 物理強度:優秀 戦闘技術:標準 戦術立案:標準 アーツ適性:優秀 注意:持ち歩いているリングは、定期的に武庫エンジニアによる点検とメンテナンスを受ける必要があります。――エンドフィールドセキュリティ専門家 クラッド
再旅者レーヴァテインは、管理人が直接推薦したことにより加入したオペレーターである。本人の希望を尊重し、人事部の同意およびロドスの承認を受け、管理人直轄のオペレーターとしてエンドフィールドに入職した。 「レーヴァテインさんは予定時間より45分も早く接待スペースに現れ、入職通知書を机の上に置くと『もう着いた。始めていい。』とだけ仰ったのです。」 「手続きには非常に協力的で、署名、虹彩認証、協約権限の登録といった一連の流れを、余計な言葉を発することなく進めてくださいました。場を和ませようと『エンドフィールドへようこそ』と声をかけたときも、『ああ。もう来たから。』と、軽く頷くだけでした。」 「職業傾向性テストにおいては、フロー通りに戦闘以外の分野――例えば計画立案や訓練講師などに対する希望を伺ってみましたが、レーヴァテインさんは明らかに退屈そうな表情を浮かべていました。」 「面談の最後、ただ一言だけを残しました。――『できる限り、いろんな場所に送って。思い出をたくさん残せる場所に。』」 ――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
エンドフィールド管理人、ペリカ監察官へ―― レーヴァテインが管理人の助力を得て無事帰還したと聞いた。妾も嬉しく思っておる。その旅路はまだ終わらぬだろうが、少なくとも今は、新たな目標と同行者を見つけたということだろう。 あの娘は、強い「願い」に突き動かされてタロⅡへと足を踏み入れた。妾が初めて存在に気づいたとき、あの燃え上がる熱を帯びた光は、目を灼くほどのものであった。あとになってわかったことだが、あれこそがあの娘の核であり――「私は誰だ」という問いの答えを求める執念が輝いていたのだ。 その執念に導かれ、欠片であった存在から、1つの人格として目覚めた。新しく生まれた「彼女」は源石森林を越え、「レーヴァテイン」という名を携えて、ロドスへとやってきた。すぐにこちらの頼もしい力となってくれるだろうと思っていたが、彼女はそれを断った。自由気ままなスルトと同様に、誰も彼女に道を示すこともできなければ、無理やり引き留めることもできない。失われた記憶という靄の中から自らの答えを見出すまではどこに属することもないのだろう。だから、彼女を旅立たせることにしたのだ。 レーヴァテインの選択は、他の再旅者たちを動揺させるのではないかと懸念したこともあった。しかし、全員がかつての目標を忘れておらぬが故に、「再旅者」となって巡り合い、再び同じ道を歩んでいるのだとも思っておる。今ようやく、胸につかえていた懸念という岩が落ちたようだ。 正式にエンドフィールドに加わり、そなたたちと共に戦うと決めたのならば、妾なりの「付き合いのアドバイス」をいくつか授けよう。 まず、率直さを正面から受け止めることだ。レーヴァテインの飾らない言葉は、敵意でも、嫌悪でもなく、ましてや無礼でもない。ただありのまま――「自分の考えを伝える」という態度を誠実に示しているだけだ。 次に、レーヴァテインが露骨に怒りや苛立ちを見せたなら、「落ち着け」と宥めようとしてはならない。絶対に逆効果だ。妾を信じるがよい。たとえば、アイスクリームなどの「温度を下げる」ものを使うのがいいだろうな。彼女は対話を拒む者ではない。ただ、「教育される」ことが何より嫌いなだけだ。 ちなみにロドスを発つ前、妾の研究室の冷蔵庫からクリムゾンベリー・アイスクリームを全部持ち出して、妾の目の前で堂々と完食していた。「記憶は人を欺く、そう言ったな。なら、たくさん食べよう。そうすれば、この記憶は確かなものになるから。」そう、スプーンをくわえながら言った。これは彼女なりの別れの挨拶で、本心から記憶を残したいという願いでもあったのだろう。皆が思うよりもずっと、目の前の者に心を向ける人物でもあるのだ。 そして最後に、これは絶対に忘れてはいけない。レーヴァテインとスルトは確かに似ている部分もある。だが、彼女の前で「スルトに似ている」だの「似ていない」だの言ってはならぬ。自ら話題にしない限り、絶対に2人を比較しないことだ。肝に銘じておくように。 では、レーヴァテインとのタロⅡでの旅路が良きものとなるように願う。 ロドス・アイランド
『エンドフィールド工業医療部診療記録』 記録者:臨床心理士デュラ・グレイ 【記録1】 エインスワース先生は地上への緊急派遣対応中のため、今回のカウンセリングは、私がエンドフィールドに来てから初めて1人で担当することになる。新しく配属されたオペレーターの心理検査を行う予定だが、私にとっても、その方にとっても、いいスタートになることを願う。 ………… 6時間待ったが、対象のオペレーターは来なかった。 【記録2】 資料を改めて確認した。今回のオペレーターは、「記憶多重化障害」に悩まされている再旅者で、今後は私が専任の担当として対応を続けることとなった。 レーヴァテインさんとの2回目の面会は順調だった。(実際には、これが初めての面会ではあるが)前回実施できなかった心理検査も、今回ですべて行うことができた。前回来なかった理由も説明してくれた――あの日は悪夢による強い焦燥感に襲われ、そのまま地上に降りて「気分転換」をしていたとのことだ。今回のカウンセリングでは、夢の内容について話すことにも同意してくれた。 夢の舞台は教室で、生徒たちが順番に壇上で自己紹介をしていく場面だったらしい。彼女の番が来たが、喋ろうとしても声が出ず、もう一度口を開くと喉が焼けるような痛みが走り、結局は掠れた声しか出せなかった。 振り返った先生の顔は燃え上がる炎となり――「自分の人生がないから、答えられないんだ。」と言った。 教室を飛び出そうとしたが、どこか見覚えがあるようで、どこか違うような感じがする部屋にたどり着いた。その部屋のすべてが燃えており、壁や紙、鏡が炎に飲み込まれていた。そこには、クラスメイトや友人、先生、家族、さらにはロドスや帝江号で出会った同僚たちの姿も見えたが、皆の顔が炎に包まれて歪み、誰が誰かはわからなくなっていた。 彼女はドアに走ったが、その先もまた同じ燃える部屋で、何度ドアを開けても同じ景色が繰り返され――そこから逃げることができなかった。 ドアを開くたびに部屋は少しずつ狭くなり、炎もどんどん近づいてくる。 最後にたどり着いた場所は、煙も炎もなく、灰だけが残る部屋だった。その部屋の真ん中にもう1人の自分が座っていて、笑いながらこう言ったそうだ―― 「やっとすべて燃やし尽くしたか。」 繰り返し見るこの夢は、彼女の中に根深く残る「記憶」の影響によるものだと考えられる。ただ、その真偽は今となっては本人にも判別がつかないだろう。彼女は、そんなものとずっと共にいたのだ。 【記録3】 レーヴァテインさんにいくつか治療に関する助言をしたが、期待していたほどの効果は得られなかった。その後、エインスワース先生の見解も参考にしながら、この質問を投げかけてみた。「もし、あなたを苦しめている記憶や悪夢を止める方法が他にないとしたら、医療的な手段でその記憶を消してみるのはどうでしょうか?」 しばらく沈黙した後、否定の言葉を返してくれた。 それから数日後、レーヴァテインさんはもう1つの夢について話してくれた。 真っ白な世界で目を覚ますと、そこには澄みきった空が広がり、果てしなく大地が続く。 ただひたすら歩く。風もなく、人影もなく、音もない。 やがて、地の果てにたどり着き、扉が現れた。そこにはこう書かれていた――誰にもなりたくないのなら、入るが良い。 その言葉を前に足を止めたが、扉を開くことはなかった。 この面会の終わりに、レーヴァテインさんは私に、燃えるように鮮やかな赤い花を手渡してくれた。「これからも一緒に記憶を分かち合う」感謝の印として。
『戦闘適性テスト記録』(ファイル番号:L-067) 【参加者】レーヴァテイン(再旅者) 【監督】クラッド(エンドフィールドセキュリティ専門家) 【測定用システム】S7戦闘シミュレーションシステム 【測定内容】範囲制圧、精密打撃シミュレーション 【測定時間】3分42秒 【測定結果】合格(条件付き) 【記録摘要】 第一段階開始から7秒後、レーヴァテインは片手で火炎の巨剣を召喚(装備識別コードなし。当人によるアーツ造物と判断)し、こちらに確認せず、そのままシミュレーション内の敵群に突入した。 熱エネルギーの数値は31秒時点で測定現場の耐熱上限を突破し、システムは自動的に高温対策プログラムを起動。セキュリティ専門家クラッドが測定中止の提案をしたが、レーヴァテインはそれを拒否した。 1分24秒、敵ユニットをすべて殲滅後、レーヴァテインは戦場の中央に立って呼吸を整え、短時間での高火力展開に伴う状態の調整を行った。 その38秒後、戦闘を継続し、測定は第二段階「固定位置の制圧」パートへ移行。当人のパフォーマンスは第一段階よりさらに攻撃的なものになり、1分40秒後に測定全体を完了した。 【戦闘対応総評】 戦闘スタイルは攻撃傾向が顕著であり、状況の打開に対し力による突破を最優先とする。 戦術的連携よりも、単独での積極的な交戦を好む。チームワークに対する意識は不安定である。 感情が臨界点に近づくにつれ、武器性能が著しく強化される。火炎の拡散、焼痕の残留、さらには信号干渉などの現象が確認されている。 【測定評価】 レーヴァテインは確かに強い力を持っていますが、心理的にまだ未熟なところがあります。彼女は破壊を楽しんでいるわけではありませんが、戦いの中で感情を発散し、自分の存在を確かめているのです。不安定な心を律し、火そのものから、火を制する術を身につける――さもなければ、もし医療スタッフや援護班とはぐれてしまった場合、誰一人、彼女を救うことができなくなります。 ――セキュリティ専門家クラッドの評価 私を呼んだのは「戦えるかどうか」を試すためじゃない。「制御を失う可能性があるか」、それを知りたいんだな。安心して。ちゃんとわかってる。 ――レーヴァテインのコメント 【追記】戦闘測定現場は、耐熱層の再施工が必要だ。次回も同様の測定を実施する場合は、「冷却剤ドリンク」を3本用意しておいたほうがいいだろう。 『行動報告追録』(ファイル番号:SU-58R-TR) 本作戦行動において、レーヴァテインは戦闘開始の初期段階で単独で前方へ突進し、チーム内の戦術サインには反応しなかった。この行動により通信が一時的に途切れ、指揮系統に混乱が生じ、隊員間でも多少の混乱が発生した。幸い、人員的な被害は確認されていない。 行動終了後、残留エネルギーの痕跡および戦術記録装置の解析から、レーヴァテインは自らの位置を晒し、高熱の火炎を継続的に放つことで敵の防御に干渉し、敵の攻撃を自身に集中させていたことが判明した。自分を囮にすることにより、切り込み役のオペレーターは無事に潜入を果たし、戦術目標を達成した。 作戦終了時、レーヴァテインはマグマの残滓のそばに1人で座り込み、周囲に残る焼痕からは、その場所が集中的な攻撃を受けたことが伺えた。戦場の確認中、彼女は終始無言であり、他のオペレーターの無事を確認した後に、ただ小さく呟いた。「それなら、良かったよ」と。
【直属オペレーターによる定期業務報告】 報告者:レーヴァテイン トランスポーターを火山盆地まで護衛した。足元のマグマは封じ込められてるけど、雨や川を熱して、地面からブクブク泡が湧き上がってる。まるで「生きてるスープ鍋」みたいだった。観測所はその真上にあった。 ここでは、源石は数少ない貴重品らしい。研究員たちは地熱を使って食べ物を調理していた。缶詰を土に突っ込んで1時間もすれば食べられるようになる。それから「袋シチュー」って呼ばれてるものもあった。スープと具を袋に詰めてからしばらく待って、齧りつく。頭を刺すような熱さで、火を吹くかと思った。 最初の食事のとき、研究員が教えてくれたんだ――「スープがこぼれないように、火が消えないように」っていう「儀式」の言葉。 ……仕方ないから、一緒に声を合わせてやった。タロⅡで、他人から祝福されたのは初めてだったから。 ――34号観測所より 故障現場の一番近くにいて、緊急要請に応じられるオペレーターとして、地図に載ってない工業団の基地へ最速で向かうよう要請があった。 別に、複雑な話じゃない。高炉が止まって、動力が死んだ。ちょっと手間はかかったけど、炉に再び火を付けたら温度も回復して、システムも復旧した。今回は、それで終わり。 印象に残ったのは、ここにいる人たちの「名前」だ。ここは極寒の█████にある秘密拠点で、普段は特別な識別コードで呼ばれてるらしい。本名を明かすのは禁止で、コードネームを名乗ることも許されない。ただ「配られた」名前だけを名乗っていた。 私が使ったのは「オルガ・ランドール」――この名前の4人目の持ち主だ。私の次は、派遣されてくる計算手が使うことになっていると言っていた。 不思議な経験だった。「オルガ・ランドール」にとって、私はほんの一瞬だけの持ち主。まるで頭の中に散らばる記憶の欠片みたいに、私のものじゃないかもしれないが、この瞬間だけは、私のものになっている。 ――工業団連盟ビーコンDAU.14より 貨物中継ステーションにのさばってたアンゲロスを片付けたあと、ずっと閉じたままだったトンネルのゲートを開けた。 中は今も無重力のままで、数カ月閉じ込められていた避難者は、浮かび上がって出口まで移動していた。重力のある場所は久しぶりだからか、出たあとは全員の足元がふらついてた。歩くことをもう一度身につけるような感覚なのかもしれない。 ただ、1人――トンネルから出る前に、真ん中で踊ってた少女がいた。閉じ込められてた間、心を落ち着けるための方法だったと言っていた。 ……ステップもリズムも、ちゃんと覚えてる。穏やかではあったけど、力強い音だった。あんたが望むなら、帰ったあとに教えてやってもいい。大丈夫、難しくはないから。大事なのは、呼吸とリズム……それだけ。 ――MC-20貨物輸送拠点より 最近、また新しい記憶ができた。あんたも自分の記憶を探してること、ちゃんと覚えてる。だから、昔の「あんた」と関係ありそうな場所もついでに探しておいた。興味があるなら、直接私のところに来ていいから。 ――084A連絡窓口からの緊急連絡
面倒なことはしたくないが、退屈なのはもっと耐えられない。
これから起きることに、覚えておく価値があるといいけど。
私一人で十分だ。
私は剣であり、炎だ。
いい剣だ。炎の熱に耐えられることを願うよ。
この程度の重さ、剣を振るのに支障はない。耐火層?余計なことを。
どうだ、私の実力がわかったか?
まぁまぁかな。うん、それだけだ。
これは何?褒美?評価?……必要ない。たまたま目についたから、全部灰にしただけ。
昇進後の権限なら、今すぐ面談ができるはずだ。ついてきて。外で風に当たりながら話したいから。
またか。褒美や報酬の類は必要ない。でも、そうだな――一緒に過ごした記憶の証だって言うなら、取っておいてもいい。
私無しではいられないようだな。その栄誉、貰ってやってもいい。これからは、エンドフィールドのレーヴァテインとして……って、何よ、その顔。
あんた、前にも会ったか……まぁ、自己紹介なんかより、この剣と炎で覚えてもらうよ。
あれこれ指図してくる奴が一番ムカつく。あんたがそうじゃなくてよかったよ。
私を探してた……何か思い出したのか?
たまになら、こういう時間潰しも悪くない。
ああ、ここにいたか。
ふんっ……誤解するな。あんたを待ってたわけじゃないから。
こんなとこでぼーっとしてるなら、ブリッジに行くよ。あんたのこれまでと、これからの道を教えてもらう。
うーん……食堂にアイスクリームの無限供給があるとは……後方支援部に最大限の敬意を示そうじゃないか。あんたの分も1つ、取ってきてやってもいい。
まもなく任務に行くが、一緒に……いや、協約転送は使わない。炎と轟音を連れて、降下ポッドで奴らの頭へ飛び降りる方が性に合ってる。
寒い?私が温度を下げさせた。この船には外で風を感じられる場所もないから。我慢できないなら、こっちに来ればいい。
暇なときは、アイスクリームを食べながら一日中外を眺めてる。頭の中にはいろんな記憶があるが、こんなふうに大地や星空を見下ろした記憶はないよ。
まだ記憶の空白に囚われているのか?思い出せないなら、無理はするな。むしろ、この先のことをしっかり覚えておくんだね。
これ、あげる。ずっと私のことを覚えていた、そのお礼だ。ん……?大切な人を忘れない、それ自体がお礼?チッ……
うーん、プレゼントをもらうのは苦手だ。どうせ忘れてしまうから。でも、あんたからなら……話は別だけど。
「レーヴァテイン」――そう、あの剣から取って、自分で選んだ名前だ。本当の名前じゃない?屈したならば私のものになるのは当然だ。支配されるんじゃなくて、支配する――あの記憶のようにな。
私の頭の中には、今でも記憶の欠片が渦巻いている。消えたわけじゃない……今見ていないだけだ。いつか面倒なことを全て片付けたら、「記憶」を辿る旅に出るのも悪くないかもしれない。
スルト……彼女の怒りも、失望も、戸惑いも……脳裏に刻み込まれてる。すごくリアルで、振り払えるものではないが……でも、彼女が最後に自分で選んだ道を思えば、少し気が楽になる。
再旅者の使命になんて興味ない。そんなもの、ただの押し付けられた「記憶」だ。あんたたちと一緒に戦ってもいいと思ったのは、出会った人、歩いた道、寝泊まりした甲板、始末した悪党……全部、私のものになった記憶のおかげだ。
なんであんたは私みたいに過去を手放せないのか、前は理解できなかった。エンドフィールドに来てようやくわかったよ。「管理人」はみんなの期待を写した、みんなが思い描く「救世主」じゃないといけない。でも、人の存在は他人の願望だけで作られるものじゃない……だから、記憶を辿って自分を取り戻すんだね。あんたの行く道なら、どこだろうと私がついていくよ。
この欠けた「リング」は、私のペット兼アーツユニットってところだ。エンドフィールドの武庫エンジニアが構造を調べて修復しようとしたが……「リング」自身が拒んだようだな。
ああ、ちょっと見てほしいものがある。ワルファリンが送ってきたパズルだ。テラの風景や人々、歴史が描かれているらしい……これがどうにも大きすぎて、やってもやっても終わらない。焦げたところは気にするな、届いたときからそうだった。私がやったわけじゃない。
タロⅡで任務をする日の夜は、帝江号とエンドフィールドのことを夢に見る。ずっと待ち望んでるんだ――頭の中の「自分のじゃない記憶」を少しずつ手放して、「自分の記憶」で満たされる日を……
剣を持つ理由?いつか山頂に立って、世界が炎に吞み込まれる光景を見届けるため……何、その顔。ただ、ずっと付きまとってきた悪夢の話をしただけだ。安心していいよ。現実になんかさせないから。
あるときは荒野をさまよう流浪者、またあるときは街を焼き払う処刑人。庭で花の手入れをしたと思えば、薬品の匂いが漂う研究室にいる。顔の見えない相手と戦うが、なぜ剣を抜いたのかはわからない……って、寝るな!これからが本番だ。
故郷の話か。「セシュカ」と呼ばれる場所に行ったことがある。建物も、言葉も、祝祭も、巫術も……確かに、懐かしさを感じた。でも、もう一度行きたい場所ではない――妙に歓迎してくるし、私を「炎魔」って呼ぶ奴もいて……少し、問題を起こしてしまった。どうしても面倒で……
ピンクの髪したヴイーヴルが「アイスちゃん」のテストをするって言って、よくここに来る。私の炎を消せたことは一度もないけど、彼女が作るアイスクリームはまぁまぁいい感じだ。味も悪くない。
「火は風に託せば災いを招き、人に託せば仲間になる」――衆生長地の吟遊者が言ってた。彼女は火を怖がらず、「防火線」のことを教えてくれた。それで地面を焼き払って、山火事を食い止めたんだ。私たちは助けた村人に英雄扱いされたが……実はそのとき考えてたのは、火の中から助けた雲獣のことだけ。その吟遊者に預けたこと、少し後悔してる。
人事部が自分で説明しろって。ほら、これ――手配書。大した話じゃない。ロドスを離れてすぐ、アスファルトロータリーって場所に火を放っただけ。まあ、きれいな仕事じゃなかったから、火の粉が降り掛かっても仕方ない。
もう一度言うが、私はテラに行ったことなんてない。風景だの習わしだの、話しかけても無駄……でも、サーミは別だ。「故郷」がタロⅡまで背負って来たって聞いてる。もしそこで任務があるなら、私も一緒に行こう。
あっちに何かある。役に立たなければ、試し斬りにでも使えばいいよ。
あっちに、忘れちゃいけないものがある。
心配いらない。見に行こう。私についてくればいい。
奴らが見えたか?私がやってもいい。
本物なら、炎にも耐えられるはずだ。
遅い。私は待つのが嫌いなんだ。
あんたの好きなものだって、覚えてる。
オーリレン……記憶と同じだ。掴みどころがない。
気をつけろ。炎より危険な存在だ。
まだ寒いなら、こっちに来るといい。
強がりなんて見たくない。
ふんっ、もう大丈夫だ。
いつまで突っ立ってるつもり?
チッ……死にはしない。
くっ……敗北の記憶が……
ふーん、覚えておくよ。
まぁ、いいんじゃない。次は私がやる。
わかってる。
やるべきことをやっただけ。
ずいぶん待たされたよ。
時間の無駄。すぐに片付ける。
肩慣らしにもならない。
勝利なんて、あったりまえだ。
それなら、みんなで喜んでやってもいい。
十分だ。次は、面倒な敵は私がやる。
こんなこと、二度と繰り返さない。
切り尽くせ!
滅びろ!
燃え上がれ!
焼き尽くせ!
呑まれろ!
私がやる!
灼熱の炎!
燃え尽きろ!
灰燼に帰せ!
逃げるか!
死ね!
炎よ、黄昏を照らせ!
闇ごと、焚き尽くせ!
今日がお前の終末だ!